つじつまのあれこれ 46 苦しい時の「女性」頼み

あの日以来、ニュースに出てきた政治家のWikipediaや過去のニュース記事をできるだけ読んでいたのですが、さらに最近は急に増えた誰々が〇〇万円のニュースにWikipediaを読むのが忙しい毎日です。

 

そうこうしていると、「なぜ政治家になったのか」の理由が縦に横につながり合って少し見えるようになってきました。

圧倒的に政治家の息子や娘がまた政治家になるというパターンが多いですね。

 

世襲でない人でも、1970年台頃まだまだ女性が4年制大学に行くことのハードルが高い時代に大学を出ることができるだけの条件があったようです。

「女性に教育は必要ない」という時代に娘を大学に行かせることができた家庭とは、資産力だけでなく、まだ当時は海外に行くことすら珍しい中で海外の気風を知ることがきて、「これからの日本では女性も教育の機会が大事」と感じていた先覚者なのかもしれませんね。

 

 

 

*自由に生き方を選べる時代にあえて親の仕事を継ぐ*

 

そしてあっという間に周囲に急に「お金持ち」が増えた1980年台から90年台の資産価格の高騰の時代を経て、持てるものと持たざるもや教育の格差は広がっていった印象です。

女性でも大学進学や海外留学を選び、そしてキャリアウーマンを選ぶとか華々しい話が増えました。

女性でも知名度があがることで、政治家になる人の話題も増えてきました。

 

しがらみやらやっかみで大変そうな政治家の世界で初心を貫徹するのは大変そうですが、社会のためにという強い理念を感じる方もいらっしゃいました。

 

 

そういう女性の政治家だけでなく、案外と政治家の娘だから政治家になる人も多いのかとWikipediaを読んで知りました。

あの女性の仕事も生き方も選択肢が増えた時代に、「政治家を継ぐ」という気持ちがどうやって生まれたのでしょう。

自分の気持ちを封印したのでしょうか、それとも適していると思えたのでしょうか。

 

 

*夫の仕事も継ぐ*

 

ちょっと驚いたのが、夫の仕事を継いで政治家になるというパターンもあることでした。

それまでは政治家の配偶者だった人が立候補すれば政治家になり比較的早く政務官や大臣にまでなる、特に専門も経験も問われなさそうな不思議な仕組みがあるのですね。

 

妻も駆り出して成り立つような閥の世界なのに、女性宮家については反対する声も根強いのは矛盾しているけれど気にならないのでしょうね。

 

 

「初めての女性〇〇」といった持ち上げ方も、こうした排他的な関係から出てくる「困ったときの神頼み」かもしれないですね。

 

 

 

 

「つじつまのあれこれ」まとめはこちら

あの日(2022年7月8日)から考えたことのまとめはこちら