数字のあれこれ 63 人口が多いことの意味を実感

数字に弱い私なので、数字の話なのに直感的なタイトルです。

 

新幹線がガラガラになってきたのは2月下旬に岡山・広島へ行った時に感じましたが、都内の私が利用する公共交通機関は2月に入ってすぐに、日中の利用者が減り始めたことを感じました。

 

ただ、朝6時半から7時台や夕方の通勤時間は相変わらずの混雑なのはなぜだろうと不思議に感じていました。

2月に入ると、確かに今までけっこういた大きな荷物を持って空港へ行く人たちの姿が減りました。外国の方の姿も減りました。あの頃は、むしろ日本の方が危険だと思われていた時期でしたからね。

そして例年だと大学生が休みに入る時期に加えて、今年は3月には高校生と私立小中学校の通学生の姿がなくなりました。

それでも、路線や区間によっては相変わらずの混雑、密着度でした。

 

先日、撮り溜めしていた東京サイトを観ていたら、東京メトロ東西線の状況が放送されていました。

オフピーク通勤のために6時台の列車を増発しているにもかかわらず、感染症対策でリモートワークが広がったというのに、むしろ6時台に混雑時間が移動してきているというような話題でした。

今まで7時台、8時台に通勤されていた方々が、「早い時間なら空いているだろう」と時間をずらした結果のようです。

 

実感していたことが、やはりそうだったのかという印象です。

サマータイム早起き通勤も、人口が多い地域ではあまり効果がなさそうですね。

 

週末の外出自粛要請で、「渋谷、新宿などの人口が減っている図」をニュースでみましたが、減った青い地域の周辺は赤くなっていて増加しているわけで、まあ、人口が多いというのはこういうことですよね。

だから、近くの公園や商店街が平日でも人が多く見えたわけです。

やはり「気の緩み」とも違うような気がしますけれどね。

 

ただ、やはり以前の激混みに比べて、同じ四方八方からくる人混みでも、人との距離が微妙に空いています。

以前だったら階段やエスカレーターで、ぐいぐいと接近されて「(早く行け)」という殺気に近いものを感じていたのですが、最近は歩き方もゆっくりにして他人との距離を作ろうとしていることを感じます。

以前が10cmぐらいだったら、今はなんとか50cmは死守したいという感じ。

座る時にも距離を取るようになったので、肘鉄の頻度大腿部に座れられてしまう頻度も減りました。

 

ですから、皆さん、くれぐれも東京の映像だけを見て「まだあんなに人がいる」「気が緩んでいる」と過度の一般化でイメージしないほうがよいかもしれませんね。

 

毎日定点観測していると、雰囲気は絶対に変化していますからね。

人口密度が多い中で、それなりに気をつけている人も増えているのだと思います。

 

 

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