昨年は33度以上になると泳がなくなると言っていたのに、気温35度に慣れてきている自分に驚く今年です。
高校生の頃は28度で夏バテを起こしていたのですけれど。
まあ、体力を盲信しては危険なので、無理しない程度で泳いでいます。
日傘をさしていても、直射日光の下は数分歩いただけで、舗装道路からの照り返しもあってフラリとしそうです。
ヒートアイランド現象という言葉が広がったのは1970年代のようですが、ビルと舗装道路だらけの場所は暑いとずっと思っていました。
ところが散歩をするようになって、あんがい都心は涼しいと感じることがあります。
ビル風が吹き抜けたり、高層ビルや建物が密集しているおかげで日陰の部分がけっこうあって、そういう場所を選べば気温ほどは暑く感じなくてすみます。
むしろ、民家しかないような住宅地の方が、たとえ照り返しの舗装道路が少なくても暑さから逃げられませんね。
もちろん、鎮守の森や公園の木々の涼しさにはかないませんし、街路樹がある道や木がある遊歩道は小雨ぐらいは傘をささなくてすむし涼しい中を歩けるので助かります。
1970年代に比べれば公園や街路樹や遊歩道も整備され、もしかすると当時の「ヒートアイランド現象」とは状況が変化しているのではないかとふと感じたのですが、どうなのでしょうか。
悠久の森かと思うような明治神宮の森も一世紀前は更地だったわけですし、日本中の山々から木が伐採された時代を経て森が復活していたのがこの1970年代ですね。
最近「ビルがあると涼しい」と感じるようになった私の気持ちの変化はどこからきているのだろうと、記憶を行きつ戻りつしています。
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