河童族の季節がやってきた

いつも、空いている時間をねらって泳ぎに行きます。

だいたい常連のような人が数人ぐらいしかいない時間帯があります。

平日だし、春休みも終わったのでそろそろまた静かに泳げるだろうと思って行ったら、なんだか活気がありました。

 

そうだ日本選手権が始まったからだとすぐにわかりました。

今回は録画予約を忘れなかったのですが、あとでゆっくり観るつもりでした。

 

毎年、この時期になると急に泳ぎにくる人が増えることがあって、競泳大会の放送が影響しているのではないかと感じています。

あくまでも印象なので、相関関係も因果関係もわからないし、単なる偶然かもしれませんが。

 

選手の皆さんの華麗な泳ぎを見ると、ほんと、すぐにでも泳ぎに行きたくなりますからね。

 

昨年の今頃は、6週間も泳げす、そして初めてのアクアティックセンターでの観戦も中止になったのでした。

かれこれ16ヶ月も会場で観戦していない日が続いています。

 

家に帰って、すぐに録画を観始めました。

 

無観客ということで、観客席には関係者がちらほら座っているだけです。

あのはるか後ろの席だけど、昨年は観戦する予定だったのになあと残念な気持ちでしたが、池江璃花子選手が泳ぎ終わってプールからあがった時に、会場から拍手がたくさん聞こえてきたことで胸が詰まりました。

 

ほんと、いつもいろいろな意味で、力を尽くした選手やプールに戻ってきた選手に対して送られる温かい拍手です。

きっと、優勝しなくても拍手が響いたことでしょう。

池江選手自身が「おかえりなさいと拍手をもらった」と感じられたように。

 

あの雰囲気も好きで、会場に足を運んでいたのだと改めて思いました。

もし、会場で観戦できていたら、入場する選手一人一人に大きな拍手を送っただろうと思います。

かつて経験したことのない危機に直面し、それを乗り越えてこのスタート台に立つ一人一人に。

 

選手の皆さんにすると、直接の応援も聞こえないし、これからの国際大会の見通しも立たない苦しい年だと思いますが、全国のプールできっと今、「選手のように泳ぎたい!」と思っている人がたくさん増えていると思いますね。

 

 

 

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