食べるということ 76 旅先での食事

小さな水田をみておにぎりを妄想するほど、しょっちゅうお腹が減っていた今回の遠出でしたが、3日目のお昼ご飯は14時頃に到着した博多駅の駅ビルでようやく食べることができました。

 

いったん改札を出て、もうどこでもいいから入ろうと思ったのに、「ごぼう天そば」を見つけるとむしょうにとり天そばが食べたくなりました。

初めての博多駅駅ビルで右も左もわからないのに、ぐるぐるととりあえず飲食店街を探してみましたが見つかりません。

なんと、とり天を出しているお店が一軒も見つからず、結局最初のお店に入りました。

 

ごぼう天そば、美味しかったです。

ごぼうと人参を千切りにしたかき揚げをうどんにのせることはあるのですが、こちらのは薄切りにしてパリパリするところがまた違った美味しさですね。

福岡ではごぼう天が名物なのでしょうか、検索すると通説がいろいろとありました。

 

今回の遠出で食べたその土地の食事というと、1日目では横武クリーク公園の手前で食べた食事はカツ丼、2日目はヒレカツとアジフライでした。あとはコンビニのおにぎりとか、「開いててよかった」という感じでなんだか日常生活とあまり変わらないですね。

 

今までの遠出を思い返しても、一日のうちに1食ぐらいガツンと食べれば十分です。

旅の番組などで豪勢な料理が並べられているのを見ると、とてもあんなに食べられないと引いています。

ふだんはけっこう食べるのですが、旅先になるとなんだか臨戦体勢になって、けっきょくその土地の名物とか食べずじまいです。

 

今回もあまり代わり映えのない食事のようですが、いまもジワリとその美味しさが蘇ってくるのが、1日目の佐賀と2日目の佐世保でのお味噌汁でした。

どちらも甘めの味噌で、私の人生ではほんとうに数えるくらいしか飲んだことのない白味噌です。

たぶん白味噌を買ってきて家でつくっても、あの美味しさは再現できないだろうと思います。

 

質素だけれど、夢のように思い出す味がまたできました。

 

 

 

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