食べるということ  75 アジフライ

山の田浄水場のあたりを歩いたので満足し、バス停に向かって佐世保川沿いに歩きましたが、右岸側は小高い場所が塀のように続き、車道が上り坂になって反対側へと通っているのが見えました。

 

山の田駅の次は泉福寺駅ですが、泉福寺駅のあたりは東側からいく筋もの小さな川が合流しながら別の川になり、西側へと回りながら大潟へと流れています。

この二駅間はわずか1kmほどなのですが、そこにも分水嶺があるようで、ほんとうに複雑な地形です。

 

佐世保川に沿っていくつか神社があるので、水の神様を探してみたかったのですが、30度をこえる暑さでもう歩くのは限界でした。

エアコンが効いたバスに乗ってホッとし、車窓をひたすら眺めました。

 

佐世保駅に着いたのが16時頃で、まだまだ日没まで時間に余裕があります。計画では港を散策する予定でしたが、今日は鳥ご飯のおにぎりを食べたきりなので、二回目の「腹が減った」が頭の中でくり返し流れて来ました。

 

夕食には中途半端な時間ですから、お店が開いているだけでも感謝です。

駅近くのお店に入りました。二人連れの先客がいましたがちょうど出るところで、店内は私だけになりました。

メニューを見てすぐに決まりました。

ヒレカツとアジフライの盛り合わせ」です。

「ヘルシー志向がなんだ。こうして揚げ物を食べられるのが健康の証」というセリフに、この佐世保の夕食を思い出しました。

キャベツの千切りも山盛りについていました。

あさりのお味噌汁も丼ぶりかと思うお椀にたっぷりとついていました。全部食べ切れるかと思ったのですが、フライもご飯もお漬物もお味噌汁もすべて美味しくて、すっかりお腹におさまりました。

 

出発前に松浦鉄道西九州線について検索していたら、このあたりはアジフライが名物らしいことを知ってぜひ食べてみたいと思っていましたが、いざメニューを見たらトンカツも食べたくなりました。

その両方が載っているのですから、うれしいメニューです。

帰宅してあらためて検索したら「アジフライの聖地」は松浦市の方らしいですが、やはり何より「空腹が一番のご馳走」ですね。

 

 

満足して佐世保湾を眺めてから、ホテルへ向かいました。

明日はいよいよただひたすら川と海と干拓地をまわる散歩の最終日です。

どんな風景を見ることができるのでしょうか。

 

 

 

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