散歩をする 352 念願の盛岡市に一泊

盛岡駅に到着したのが18時34分、10月下旬は日が短いですね。夏ならまだ風景を見ることができたのでしょうが、夜の川の風景を見てみようと北上川沿いを歩きました。

 

2019年に八郎潟を訪ねた時に、両側を山に囲まれているけれど広々と広がる盛岡市が印象的で、そして秋田新幹線が西へと分かれていきました。

いつかここに泊まって歩いてみようと思っていました。

 

盛岡という地名が意識に残ったのは、1970年代終わり頃に看護学校に入学した時でした。全国から集まる同級生の中に、盛岡出身の人がいました。当時はまだ夜行の東北本線青函連絡船で北海道へ行く時代でしたから、盛岡は本当に遠く感じられたのでした。

佐賀に誘ってくれた同級生と同じく、今は名前も思い出せないくらいなのに、盛岡と聞くといつも彼女の顔を思い出しています。

 

八郎潟へ行く途中、一ノ関あたりからその名も北上市そしてこの盛岡まで、北上川がなんども車窓から見えたので、どこを流れているのか気になるようになりました。

地図をたどっていくと、この盛岡でぐいと西側へ大きな流れがあります。それが北上川だと思ったら、あの北上市内と同じく、それは支流の雫石川で、盛岡駅の手前で細く描かれている2本の川と合流していて、その真ん中が北上川でした。

この川合を見たい、そう思って地図を眺めていたら、「北上川公園」を見つけました。

 

ホテルの窓から盛岡駅の新幹線ホームが見えて、こまちが入線してくるのが見えました。

テレビをつけたら、沖縄で養殖されているグルクマ軽石を飲んで死亡していると伝えていました。火山の国に生きてきたのに、噴火後の軽石が海流に乗ってさまざまな影響を与えることを、今年になって初めて知りました。

ほんとうにさまざまな災害史がありますね。

 

早朝からの長い長い車窓の風景と、災害の記憶、友人の記憶、いろいろなことが頭の中を巡っているうちに眠りに落ちました。

 

いよいよ明日は、盛岡市内を歩きます。

天気予報では午前中から雨でしたが、雨の北上川の様子を見ることができそうです。

 

 

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