1月6日は寒く、天気予報では「にわか雪」と伝えていました。にわか雨ならぬにわか雪という言葉を初めて耳にしました。
たしかに家を出るころには小雪がちらほらと舞っていて、予測の正確さに驚きました。
さて、この日は都内のとあるプールに向かいました。
雨が降ろうが台風が来ようが槍が降ろうがプールに来る河童族は雪の日は来ないという長年の経験則から、今日は空いているだろうと予測しました。
久しぶりに50mの長水路プールで泳いでみたくなりました。
最後に50mプールで泳いだのはいつ頃だったでしょうか。1990年代ごろから長水路プールに自転車で通った時期があって、月に2〜3回は長水路で泳ぎ、それ以外は近所の25mプールに通っていました。
かれこれ十数年ぐらい、50mプールから離れているかもしれません。
50mプールは単純に25mの倍の長さを泳ぐというわけではなくて、ペース配分が全然違うことを実感しました。
少しずつ加速して後半に勢いに乗りながら泳がないと、次第に失速して対岸にたどり着けなくなりますから、50mを泳ぐのは大変だと最初のころは思いました。
その後、競泳観戦するようになって、選手の皆さんの多くが普段は25mプールで練習して、試合では50mプールでぶっつけ本番のように泳いでいることを知りました。
達人は日々の練習もまた達人ですね。
久しぶりに50mプールのプールサイドに立ってみると、やはり対岸は遠いですね。
泳げるかなとちょっと心配になりましたが、案外と体が50mの泳ぎ方を覚えていました。
十数年前はまだクロールだけで泳いでいて、その後背泳ぎが好きになりましたが、いつもは25mプールで泳いでいます。
コースにほとんど人がいなかったので、背泳ぎで泳いでみました。
初めてとは思えないくらい、50mでも背泳ぎでスムーズに泳げました。
泳ぎながら「昔取った杵柄」という言葉を思い出していました。
しばらく遠ざかっているが、かつて修練して自信を持っている事柄のたとえ。年月を経ても腕に覚えのある技量などをたとえていう。(コトバンク)
本日のタイトルは数字の話っぽくはないのですが、「どれくらい前」「どれくらい練習をしたこと」が、「どれくらいの間が開いても」体が覚えているのだろう。
そんなことを数字で表したら・・・と考えながら泳いでいたのでした。
2時間ほど泳いでいるうちに、人が増えてきました。
雪が止んで皆さんプールに来始めたのかと思いましたが、外に出るとすでに5cmぐらい積もり始め、まだしんしんと降り続いています。
天気予報の「にわか雪」もちょっとはずれて、都内は大雪警報が出ました。
私の「雪の日は河童族は来ない」という経験則もはずれました。
「数字のあれこれ」まとめはこちら。