記録のあれこれ 116 第6波の記録

晦日根川緑道からママ下湧水、そして矢川緑地まで歩いて水に清められたあと、1月の散歩は下旬までありませんでした。

 

1月2日に都内の感染者数が82人になり、嫌な予感と思っているうちに1月7日には920人、1月14日4055人、1月21日9695人、1月25日にはあっという間に1万2797人、1月28日には17610人になり、第6波では2万人を超えるかもしれないという専門家の予想が当たって2月2日には2万1576人という数字になりました。

数字が増えるのは嬉しくないのですが、これも長いこと地道に感染症と数理が研究され続けていた恩恵ですね。

 

今回の波が今までとも違うのは、途中で医療機関の検査薬が不足したので本当にどれくらいの感染者数なのかわからないことと、子どもから妊婦さんや家族に感染が広がったことでした。

そのあたりの特徴も、専門家会議の内容を読んでいるとあらかじめ把握できました。

 

*非常事態は続いているけれど*

 

何に気をつけたらよいのか、他院への紹介や搬送もどこに窓口を探したらよいのかなど実際の対応は手探りで、新たな感染の波が来るたびに右往左往するので非常事態は続いているのですが、以前に比べると整理されていてさまざまな方が尽力してくださっているのがわかりました。

 

当初はホテルでの宿泊療養か入院しか選択がなかったのですが、今回は軽症が多いという傾向から、自宅療養を中心に支援対策が築かれていったことも、今までの経験を踏まえて臨機応変の対応だと感じました。

そして軽症でも、妊婦さんは優先して感染症対応病院が入院管理をしてくださり、無事にまた通常の妊婦健診を受けられるようになりました。

 

妊娠経過中に新型コロナに感染しましたという人が増えてはいるのですが、今は、ほとんどの妊婦さんが分娩までにワクチン2回接種をしています。

2年前の予防法も治療法もわからず戦々恐々としていたことが、遠い過去のような気分です。

 

3月中旬に入って都内の感染者数が顕著に減り始めましたが、それでもまだ退院後に、お母さんやご家族が発熱して検査をしたら新型コロナだったということもぼちぼちあるので油断大敵ですね。

 

次はどのような形で広がるのか、まだわからない。

それが未曾有の感染症拡大ということなので、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」にならないように警戒しなければ。「第7波」もチラリと耳にしますしね。

 

 

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