横道ばかりなので散歩の記録がとうとう4ヶ月遅れになってしまい、ようやく昨年9月下旬に訪ねた見沼たんぼの記録です。
昨年は9月もまだ30度以上の暑さが続き、少し暑さにも慣れて次にどこへ行こうかと楽しみにしていたところ、熊が川や水路を伝って市街地にも現れて怪我をされる方や亡くなる方のニュースが頻繁に聞こえてきました。
用水路を訪ねる絶好の季節に入りましたが、全国各地の水田が健在なのは水との闘いだけでなく熊とどう棲み分けるかという問題も重要だったのですね。
昨年10月から12月までは、熊が出没していない地域を少し散歩するだけになりました。
*見沼たんぼを歩いてみよう*
熊出没のニュースを追っていましたが見沼代用水沿いは大丈夫そうです。
2022年8月に見沼通船堀公園から附島氷川女体神社 と大間木氷川神社から井沼方公園を訪ねた時に、次に「見沼たんぼ」をぐるりと歩いてみようと思っていたことを実行することにしました。
東北新幹線で通過したことのある大宮のあたりに、地図では「Uの字」で不思議な形で水田地帯が残っています。
あの埼玉の中心部になぜこんなに広大な水田が残っているのだろうと不思議でしたが、2017年に舎人ライナーの終点の見沼代親水公園駅を訪ねて見沼代用水と利根大堰の歴史が少しつながりました。
そしてそのそばにある神社が目に入り始めて総本山の大宮氷川神社を訪ねたのが2018年でした。
ただ、なんどもWikipediaの見沼代用水の歴史を読んでも、全く土地勘がないのでなかなか頭に入らないままでした。
少しずつ見沼代用水に関連した場所を訪ねることで、「Uの字」の地形が見えてきました。
そしてようやく最初はため池として造られた見沼溜井を干拓して水田地帯にし、そこへ利根川から水を引いたと頭の中が整理されました。
江戸時代の壮大な干拓地ですね。
そしてその干拓地へと見沼代用水が西縁と東縁に別れて「Uの字」になり、その内側に水田地帯が残り見沼たんぼとして守られているのでした。
最初の頃は地図を見てもその地形がわからなかったのですが、溜池だったことを考えると今はその地域の高低差が想像できるようになりました。
ただ、水田地帯ですから公共交通機関が少ないですし広大なのでどこをどう歩いたらよいのか最初は見当もつかなかったのですが、何回かに分ければ歩くことができそうです。
見沼たんぼ、どんな風景が広がっているのでしょうか。
そして点在する水の神様をたどりながら歩いてみることにしました。
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