散歩をする 334 7月から9月の「できるだけ都県境を越えない散歩」の記録

6月下旬の九州岡山の遠出の記録を書いていたら2ヶ月も過ぎてしまいました。

 

7月以降の散歩の記録を書かないと、記憶が薄れていきそうです。

 

 

東京では7月12日から4度目の緊急事態宣言で、今回はデパートの休業要請もなく飲食店への制限があるぐらいでしたから、7月の中旬にちょっとだけ都県境を越えて、2018年に訪ねた見沼代用水と武蔵水路の続きで見沼代用水の一区間を見に行きました

 

ところがそのあたりから一気に1000人台へと感染者数が増えはじめ、今回は手強そうという印象でしたから、ここからは都内だけにしました。

 

最初は7月12日から8月22日の予定だったのが、7月29日には8月31日までに、そして8月16日には9月12日まで、最終的に9月9日には9月末まで緊急事態宣言の延長が発表になりました。

本当は8月下旬か9月上旬に、一つ遠出の計画があったのですが中止しました。

 

「都内」といっても町田から2018年の境川の散歩の続きを歩いたので、神奈川と東京の都県境をウロウロとしました。

 

第5波では、今まで以上に子どもへの感染が伝えられていたので、夏休みでプールが混む8月は泳ぎに行くのをやめて、その分、近所を歩きました。

さらに、今年の8月から9月上旬はいつになく雨が続く年だったので、出かけようと計画していも雷雨になりそうだったりであきらめがついたのは幸いでした。

 

そして8月は、年末年始の医療崩壊寸前のおそろしさ以上の事態になりました。

都内の周産期医療ネットワークが整備されてからでも、時に搬送受け入れ不可という状況が起きて1時間とか2時間ほど受け入れ先を探すことがありましたが、救急車の中で何時間も待つとか、入院さえできず、さらに自宅で亡くなる人が増えるという今までの医療では考えたこともなかった状況でした。

 

搬送先が見つからない、あるいは受け入れたくても空き病床がないので断る。

そのどちらもニュースを見ているだけでも、あの胃がキリキリする気持ちが蘇りました。何かを楽しむという気分にはとてもなれないような8月でした。

 

9月上旬になり、重症者数はまだ高いものの、感染者数が900人台になる日も出始めて、また見沼代用水と武蔵水路を訪ねる散歩で都県境を越えました。

 

6月下旬に田植え直後だった水田には、稲穂が重く実りはじめていました。

見に行きたいと思った時に、水田や用水路を誰に気兼ねなく見に行けたあの日々は、災害からも守られて平和だからこそだったのだと、目の前の風景が楽園か天国のように見えてきました。

 

 

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