8月4日、村上市の名前がニュースで聞こえてきて三面川が氾濫したのかと思っていたら、荒川下流の小岩内村の裏山からの土石流のニュースでした。
関川村の被害も聞こえ、米坂線の車窓から見た風景とつながりました。
県境を越え、ダム湖を越えたあたりで、平地が続く場所がありました。
赤い橋、川合、堤防が高くなる、開ける
越後下関、どっしりした日本家屋
越後大島、道が茶色い
荒川本流に、左手から支流の大石川が合流したあたりに赤い橋がかかっていて、「関川村」の表示を何かで見つけました。
「関川村」何度か耳にした場所だけれど、何だったのだろうと思いながら、思いのほか水田地帯の平地と落ち着いた街並みが続く風景に見入っていました。
豪雪地帯とかダム建設とか、宿場町あるいは猫ちぐらで記憶にあるのかもしれません。
その関川村からまた山へと入り、じきに開けた場所へと出ますが、そこに取水堰が見えました。
取水堰、荒川、穏やかな川だった
ここからは荒川河口まで水田地帯が続きます。その地域のための取水堰だろうと印象に残ったのですが、小岩内地区は車窓からその取水堰の向こうに見えた美しい水田地帯と農村でした。
*避難指示が続く*
「村上市・関川村で避難指示続く地域も 村上市では断水も」(NHK NEWS WEB、2022年8月14日18時46分)では、10日経っても多くの方が避難していることが伝えられていました。
記録的な大雨から10日あまりがたちましたが、村上市と関川村には現在も「避難指示」が出されている地域があります。
「避難指示」の対象となっているのは、村上市が小岩内地域、川部地域、貝附地域、花立地域の全地域と、梨木地域、荒島地域、それに笹川地域の一部に住む156世帯491人です。
関川村は湯沢地域、内須川地域、六本杉地域、松ヶ丘地域、上土沢地域、片貝地域の土砂災害警戒区域に住む24世帯67人が対象となっています。
関川村では「1時間に149ミリの猛烈な雨」「過去の国内の観測でもまれな猛烈な雨」が降ったという報道(NHK NEWS WEB、2022年8月4日2時21分)もありました。
前日昼頃から避難指示が出され、8月4日1時ごろに小岩内村で土石流が発生したようです。
*米坂線の不通*
Wikipediaの「米坂線」によると、米沢ー今泉間は復旧したものの、今泉ー坂町間はまだ不通のようです。
自宅や地域が被災した方もいらっしゃることでしょうし、復旧作業に従事する方々はどのような生活なのでしょうか。
羽越豪雨では「特に被害が甚大だったのは荒川流域である」と引用していましたが、本当に名前の由来は字の通り「荒ぶる川」に由来し、昔からよく水害を起こす川だったのですね。
改めて米坂線の歴史を読むと、2004年以降も豪雨や大雪、そして地震で何度も不通になっていました。
「記録のあれこれ」まとめはこちら。