10年ひとむかし 90 新幹線内のチャイム

7月20日で、今まで使用されていた東海道新幹線のチャイムが変わることがニュースになっていました。

2018年に久しぶりに岡山を訪ねて以来、年に何回か乗っている東海道新幹線ですが、初めてTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN」という曲だということも知りました。

検索してみたけれど「ん?」という感じで、聞き慣れていたのとは違うチャイムなのは色々なバージョンがあったり、駅によっても違うことを初めて知りました。

 

YouTubeの「新幹線歴代車内チャイム集」を聞いていたら、1964年から68年に使われていた鉄道唱歌は記憶がありました。でも初めて新幹線に乗ったのは万博の時なので、なぜ「聞いた記憶」があるのか、ほんと記憶は曖昧ですね。

音楽に疎いのでいつもはなんだか聞き逃していたのですが、やはり各路線のそれぞれのメロディを結構覚えているものですね。

 

もう一度、「AMBITIOUS JAPAN」バージョンを聞くために乗っておけばよかったと残念。

 

7月21日からは、春ごろにJR東海のCMに使われていた曲が使われるそうです。

あの新幹線の車窓の風景が次々と映し出されるCMをもう一度観てみたいとYouTubeを検索してみたら、東京から新大阪までのロングバージョンがありました。

パッとみただけでどこの風景かすぐにわかってしまったのは、この4年ほどひたすら車窓の風景を眺めた結果ですね!

 

このCMに使われている「会いに行こう」もいい曲だなあと思っていたので、もう少し検索していたら、2012年にこのブログを始めるまでの葛藤していた頃に知った方でした。

「へぇ。助産婦さんは、そういう昔からのスタイルをやっている人なの?」

「あの、皆さんがイメージするよりも若い人なんですけど、温熱で温めてくれたり、ホメオパシーのレメディを随時、入れさせてくれたりとか、煙を浴びさせてくれたりとか、鍼を打ってくれたり、手に匂いをつけてかがせてくれたり、ことこまかに。すごく面白かった」

「でも子育てには追われていないって言ってたけど、ひと段落した?」

「最近、貧血気味なので、そろそろ凍らせておいた私の胎盤を出す時期なのかな?」

「出してほぐして摂取するんだよね。ステーキにしてね。」

「ステーキ?それは知りませんでした。」

「昔の人はステーキにしてたみたいですよ。胎盤を焼いて、みんなでいただいて、最高のご馳走みたいですよ。」

「あらまあ。それじゃステーキにしましょう(笑)。」

 

(「J-WAVE WEBSITE」2008年12月31日)

 

「自然な」と最高度にリスクマネージメントされている新幹線のCMがつながらないのですが、かれこれ十数年経ったのですね。

 

この自宅分娩ののち無介助分娩で出産されたようですが、当時の自然なお産運動の良き理解者だという大きな勘違いをした助産師の世界の雰囲気を、東海道新幹線に乗るたびに突きつけられることになりそうです。

 

何かに挑ませる稚拙な運動が再びかっこいいと広がって、息を吹き返すことにならなければいいのですけれど。

 

 

ほんと、音楽はいいのですけれどね。

 

 

*おまけ*

 

と、この下書きを書いて公開しようかどうかとそのままにしていたところ、アマゾンで出産というニュースがありました。

知らないから挑むことができることに気づいた時には遅い。

そんな失敗を胸に秘めて生きている人が周囲にたくさんいることも気づかないから、根拠のない自信を持った人が新たに生まれて暗歴史をまた生み出すのですね。

 

この記事もその生き方を選択した人を非難しているように読む方もいるかもしれないし、東海道新幹線に乗るたびにこのことを思い出させてしまうかもしれないので公開をためらっていたのですが、やはり時々ちょっと辛辣だけれど「それはすでに以前議論になったよ」「答えは出ているよ」と伝えておいた方が良いこともありそうですね。

 

 

 

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