10月下旬、気候も良く催し物やお出かけ日和の季節でそれぞれ予定もあったことでしょうに、突然選挙のために駆り出された方々にはほんと頭が下がります。
どういう方々が、どんな経緯でいつも投票所で働いているのだろうということを、今まであまりにも知らなさすぎました。
投票所ではいつにもまして、ご苦労様ですという思いになりました。
さて、選挙前の候補者個人のチラシではマイナ保険証の見直しに触れたものがなかったのですが、ようやく届いた選挙公報には小さな文字で「紙の保険証を残す」と書かれていた政党が一つだけありました。
他の政党は、任意だったものを強制する方法は危ないと思わなかったのでしょうか。
こういう時にきちんと筋を通すことが、失敗から勝ち得た法治国家の政治家の役目ではないかと思うのですけれど。
*国民の疑問を滑っとかわしてきたのに「納得と共感」を掲げる*
ちなみに自由民主党の公約にはデジタルの文字もなく漠然としたもので、「「納得と共感」の政治で、日本の未来を守りぬく」と書かれていました。
・ルールを守り、国民からの信頼回復に全力を尽くします。
・経済成長を力に変え、国民の暮らしを守ります。
・あらゆる不安から国民を守り抜きます。
・希望あふれる未来に向け、あらゆる手立てを講じます。
・地方の振興で日本全体を元気にします。
・国民とともに憲法改正を実現し、新たな時代を切り拓きます。
この突然の衆議院銀選挙がなぜ行われたかを考えると、このような内容を公約としてあげられることが逆にすごいですね。
信念やイデオロギーを超えた問題解決方法を模索しているリアルの社会と政治家がこんなにも乖離しているとは。
「滑っと」、「ぬらくらといい抜ける」「ものがすべってとらえどころのないような仕方で事を行う」と漠然と感じていたここ2~3年でしたが、「秩序を乱す、混ぜ返しておどける」という意味もありましたね。
なんだかシュールな集団を目の当たりにしている気分になってきました。
そうそう、最高裁判所裁判官国民審査もありましたが、総理大臣や閣僚の国民審査もあればいいのにと初めて思いました。
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