いつもの散歩の記録を見て、7月の遠出の記憶を取り戻しました。
初日の記録はこんなことを書いていました。
昨日新幹線停電
そうそう、東海道新幹線で送電ケーブル損傷が発生して静岡県内で停車したために、3時間ほど停車した翌日の出発でした。
全線の停電ではなく一車両の故障だったので、翌日の計画には問題なさそうと思いながらも、もしこういう状況に遭遇したらどうするかを考えていました。
冷房が3時間も止まっていたようなので、大変でしたね。
たいていは何事もなく1000キロ2000キロといった距離を移動できるのですが、お出かけの際の心構えは大事ですね。
6月から7月のスマホの手帳を読み直すと、6月はまだ20度後半で時々30度前後だったのが7月に入り35度の日がありました。
でも、まさかその後3ヶ月近く猛暑日の生きているだけで十分な日が続くとは思っていなかった頃で、「35度、息をするのもつらい」とメモしているというのに予想気温35度の愛媛と香川へ向かったのでした。
品川から始発の新幹線に乗るために、いつも通り5時前には家を出ました。
車内は空いているのに、反対側に座る二人の会話がうるさい。
駅には朝帰りの人多数。退廃的な匂い。日曜日の朝。
平日だとこの時間帯も通勤の人がほとんどで車内は静かですし駅構内も粛々と移動していますが、休日は酔っ払って座り込んでいたり、駅員さんたちも休日早朝の仕事は大変そうですね。
冬は冬で朝帰りの人が凍死してしまうのではないかとか犯罪に巻き込まれないかと心配になる、休日朝の光景です。
この日は「25度蒸し暑い、立っているだけで汗が出る」と記録していたのですが、1本早い電車で着いたので、品川駅の新幹線入り口が開くまで5分ほど立って待つことになりました。
5時22分品川、早く到着したのでまだ新幹線入り口閉鎖
少しの時間でも立っていられない人、床に座り込んだり、壁に寄りかかったり。
5時30分待合室へ、冷房ありがたい。
床は不潔なのでできるだけ荷物も置きなくないですが、少しの間でも立って待つことができないとか、何かに寄りかからずにいられない人が増えましたね。
新幹線に乗ると、ここからは無事に車窓の風景に集中のはずですが、なんだか違和感があります。
のぞみ、空いている。新横浜からも少ない。
なのに席はみな近い。
岡山で乗り換えた瀬戸大橋線も「ガラガラなのにまた席近い」と記録していました。
あのすごいマルスでも、予約の席を分散するというのは不可能なのでしょうね。
でも最初に少しずつ席を離して、指定席を埋めてくれたら・・・。
東海道新幹線の沿線では、どこも美しい水田風景の季節です。
伊吹山、先日の洪水
犬上川、小さい流れ。
麦の後、田植えの準備。農道に軽トラ集結。
7月1日の大雨で、伊吹山の麓の街に洪水が起きたニュースがありました。
琵琶湖への流入河川と田んぼを歩きつくすという無謀な計画で、いつか歩いてみたいと思っていた場所でした。
ぐんと新幹線が向きを変えながら米原を過ぎると、3月には麦が芝のように青々育ち、5月には麦秋の風景に変わっていたところの収穫が終わって水鏡になり、場所によっては7月初旬に田植えの場所もあるようです。
そして5月初旬はまだ田おこしが終わったばかりだった岡山の田んぼも、稲が青々と風になびいていました。
全国津々浦々の田んぼが生き生きとする7月ですね。
9時25分岡山駅発のしおかぜ5号に乗り、四国へむかいました。
沿線、田植え直後くらい、笹ヶ瀬川
同じ岡山県内でもまだ田植え直後の地域もあり、全国、稲作の生活誌もほんとそれぞれですね。
なんだか脈絡のない記録の羅列のようですが、最近、ちょっとしたことでもメモをするようになりました。
乗った列車の時間とか、気温とか、見たことや感じたことなどもメモしていくのでけっこう忙しいですが、あとで記録しておけば良かったと後悔することが増えました。
この記録魔は母ゆずりなのですが、正確に生活の記憶をたどることができるおもしろさがありますね。
そして自分が見たり感じて記録したことは「事実なのかどうなのか」と突きつめていくのも、苦しみのようで充実感もあります。
美しい瀬戸内海を眺めながら瀬戸大橋線を渡り、いよいよ燧灘です。
どんな風景と生活を知ることができるでしょうか。
「記録のあれこれ」まとめはこちら。