失敗とかリスクとか   まとめ(2024年1月〜)

昨年10月に豊川用水を訪ねたときの散歩のメモに、「なぜ所得税減税?消費税減税ではないか、なぜとり過ぎた失敗を認めないのか」とありました。

 

以前は政治的なことを書き残すことはなかったのですが、あの日以来なんだか目が冴えてしまって、散歩中でもいろいろなことが気になります。

そして見えてきたのが、すでにリスクマネージメントが浸透している社会だからこそ物事が正確に可能な限り安全に動いているというのに、そうした社会を支える膨大な専門知識や経験を束ねるはずの政治がむしろリスクマネージメントとはほど遠いまま遅れてしまっているのではないかということでした。

 

立件が見送られたと同時に、「2780万円」「100万円」「322万円」「234万円」と、なんだちゃんとどこかで記録していたのではないかと思うほど細かい数字を公表し、しかも今まで重要なポストにいたと思われるような人の方が額が少ないのも腑に落ちない発表です。

そして「会計責任者」「秘書」のせいと謝罪するのは、30年前ぐらいなら逃れられたでしょうが、「どのように失敗を繰り返さないか」という意識が根付いた社会にはもう通用しないこともわからないのかと、その感覚の古臭さに呆れてしまいますね。

 

そろいもそろって裏金を作るような会計責任者や秘書が同じ党に何人も出現するのはなぜか、その再発防止は何かと答えは見えていると思いますけれどね。

政治家の皆さんは見え透いた言い訳でまた政治家に居座れるのですから、こんなシステムは社会の失敗ですね。

 

 

それにしても、国が勧める投資をしてみましたが、たかだか数千円の利子の3分の1が所得税と住民税でなくなっていました。

なんだかなあ、ですね。ああ、だから「非課税」で誘導するのかと霧が晴れてきました。うまい話はないとこの半世紀ほどを見れば慎重になりますね。

 

国民からは搾り取れるだけ搾りとるのに、政治家が得る大金にはなぜ税金がかからないのか。

だから一旦政治家になったら、どんな手を使ってもその地位を手放さないのですね。そりゃあ一族郎党うまみがありそうですからね。

 

政治と経済は、失敗を認めてより良いものにしていくというリスクマネージメントが浸透しにくい理由でしょうか。

 

12年前から始めたブログは徐々に自分自身の失敗を掘り下げて考えていくようになってきたのですが、行き着いたのは政治と経済にはなぜ滑っと失敗を繰り返すのだろうということでした。思えば遠くに来たものですね。

 

 

ということで、「失敗とかリスクとか」の最初のまとめが500記事を過ぎてスクロールが大変になってきたので、今後はこちらへと続きます。

 

「失敗とかリスクとか まとめ(2012年3月〜2024年1月)の記事のまとめはこちら

 

<2024年1月の続き>

つじつまのあれこれ 44 「閥」と政策は相容れないもの

つじつまのあれこれ 45 「策士」と政策は相容れないもの

生活のあれこれ 34 怖いのは人間

生活のあれこれ 35 死ぬまで生活は続く

生活のあれこれ 36 「なりわい」という「文学的表現」

水のあれこれ 340 豊橋海岸堤防耐震化工事

事実とは何か 107 安いんだか高いんだか

記録のあれこれ 170 「霞堤」や「放水路」のある地域では何が起こっていたのか

小金がまわる 38 「ポイント還元に充てられる予算は91億」

境界線のあれこれ 106 貨幣とポイント、公と民

実験のようなもの 12 セルフレジは「社会的失敗」

シュールな光景 34 政治家は「骨」がお好き

鵺(ぬえ)のような 26 正義の熱狂を車窓から思い出す

つじつまのあれこれ 47 「本人でもない印鑑」からカードに変わっただけ

生活のあれこれ 39. 見かけだけを取り繕ったものに生活が影響される

記録のあれこれ 174 「丹那隧道工事の風景」と丹那トンネル殉職碑

事実とは何か 109 熱海市伊豆山土石流災害

鵺(ぬえ)のような 27 「産めよ増やせよ」から「産児制限」そしてまた。

生活のあれこれ 46 「十(とお)の災い」現代版

つじつまのあれこれ 49 ニュースの内容の時系列の合わなさ

行間を読む 207 「骨太」の正体が30年経ってようやく見えてきた

生活のあれこれ 49 広い世界へ出て生活の失敗をつづった記録

行間を読む 209 三代にわたる時代の葛藤それが「国民統合の象徴」

つじつまのあれこれ 50 半世紀前の「イデオロギー」が見えてきた

シュールな光景 36 「こうすれば健康になる」の商売

シュールな光景 38 「積み木で家を建てる」か「積んだ積み木を崩す」か

生活のあれこれ 51 「普通に暮らしている人」がいきなり住めなくなる

記録のあれこれ 179 マイナンバーカードの「法的リスク」

ケアとは何か 37 「新しい認知症観」?ケアにイデオロギーを必要とするのは誰か。

世界はひろいな 58 「商い」の世界の家訓

記録のあれこれ 181 現代にも応用できそうな「家訓」

行間を読む 214 「国立公園に高級リゾートホテル誘致」の裏側

事実とは何か 111 最上川沿いの「輪中」完成直後の水害

水のあれこれ 370 「行政も頑張る。住民も頑張る。それでも守りきれない事態がある」

散歩をする 517 帷子川沿いに水道道を鶴ヶ峰駅へ

10年ひとむかし 95 中ぐらいの値段の物の質が落ちたような

10年ひとむかし 96 世の中が真っ黒

米のあれこれ 93 売り場の棚からお米がなくなった夏

実験のようなもの 13 「ある意味社会実験」?

シュールな光景 39 「沸とう京」って何?

シュールな光景 40 今回の散歩の記録、番外編

シュールな光景 41 「発案者と決裁者の顔が見たい」

米のあれこれ 96 米の値段と投機的なこと

行間を読む 216 「投資と投機はどう違うか」

生活のあれこれ 53 広告が勝手にお勧めされるデジタルな生活

行間を読む 217 「蓮ハ平和の象徴也」

仕事とは何か 20 「再就職までの間の生活支援をパッケージで」

専門性とは 13 「理論」っぽいものにだまされない

水のあれこれ 381 水路に囲まれた撫川城から庭瀬城へ、そして蓮

行間を読む 218 混乱と混沌とした葛藤の時代に次の希望が生まれる

行間を読む 219 水島灘の福田新田と古新田

つじつまのあれこれ 52 保険証に顔写真とかICチップ

行間を読む 220 東京拘置所と小菅拘置所

事実とは何か 112 東京都の「無痛分べん」のアンケート

生活のあれこれ 54 帯に短し襷(たすき)に長し

小金がまわる 41 「生かさず殺さず」よりは経済的に自立した人生が欲しい

シュールな光景 42 「納得と共感」の正体は?

つじつまのあれこれ 54 調剤薬局での保険証の提示でさえしたことがなかったのに

事実とは何か 113 「誰もが水難から生還するにはどうしたらよいか」

専門性とは 14 「橋から飛び降りると、なぜ命を落とすのか」

つじつまのあれこれ 55 いろいろと骨抜きにされているような

水のあれこれ 385 地下水は土地の従属物ではなく市民全体の財産

鵺(ぬえ)のような 29 ボタンの掛け違いのタイミング

シュールな光景 43 こんな時にも「ケア」というのか

シュールな光景 44 やはり奴隷を手放したくない、かたくなな心

事実とは何か 114 電波の中の魑魅魍魎

簡単なことを難しくしているのではないか 16 結局アナログな「資格情報のお知らせ」

小金がまわる 42 クレジットカードとポイントと個人情報で「兵糧攻め」

運動のあれこれ 48 政策協議といいながら対立的な理由が少しわかった

つじつまのあれこれ 56 紙かプラスチックか、はたまた「デジタル」か

記録のあれこれ 188 「話にならないあとづけの話」と「普遍性のある話」

米のあれこれ 105 水田にピンク色の塊

事実とは何か 115 伊吹山の洪水

つじつまのあれこれ 57 「ICカードやネットの予約サービスの利用が増えたから」

鶏が先か卵が先か 6 こんな保険証なら欲しかった

行間を読む 225 「千曲川のアキレス腱」

生活のあれこれ 57 現実感を感じるテレビ番組

鵺(ぬえ)のような 30 息を吹き返させようとするもやもや

小金がまわる 43 禊の7億円

<2025年>

母乳のあれこれ 39 「早産児用調整乳が壊死性腸炎の原因になるという決定的なエビデンスはない」

10年ひとむかし 101 「植民地時代の搾取」という研究がなされる時代になった

記録のあれこれ 192 「植民地主義の宗主国」から「先進国」へ変わった頃の記録