シュールな光景 11 「雑菌」をどうとらえるか

大好きな空芯菜ですが、先日はパッケージと生産地が変わっていました。

これも安定供給のための産地リレーのひとつなのだろうとありがたく購入し、家に帰ってから何気なく空芯菜の包装を読んだら、こちらの「活性液」を使用した土壌で育て、「野菜の食味、品質、日持ちが最高です」と書かれていました。

 

10年ほど前にその話題を知ってもそれほどは広がらないだろうと思っていたら、学校のプール掃除に使用したり川に撒いたりすることが、好意的に報道されることがありました。

 

空芯菜の包装の説明にちょっと食思を失いそうになりましたが、空芯菜は美味しくいただきました。私には他の産地との違いまではわからないのですが、日持ちが良いのも 野菜の包装材料の進化のような気がしています。

 

食べ物の周辺の「菌」の話題といえば最近、偶然見た番組で、果物と蜂蜜と水を入れ数日ほど置いて「発酵」させたものが紹介されていました。

あの「おしゃれなジャーサラダ」と話題になった時期の危機感を知らないのかもしれません。

そして同じ時期に、千葉では家中にカビ発生と伝えられていました。

 

もう一つ、ちょっと愕然としている話題が、同僚から耳にした月経カップというものです。

それ自体は使いたい方が使えば良いのですが、その管理の方法でした。

使い捨てではないので煮沸消毒をするという話に、感染予防対策が広がった1990年代より前の時代に戻ってしまったのかと驚いています。

私の感覚では、血液・体液のついたものは使い捨てが原則、消毒も煮沸消毒なんてありえないというほどまで変化しているのですが。

せめて、その日限りの使い捨てぐらいの方が安全ではないかと気になるし、自宅で生理用品を鍋で煮沸していることを想像したら、ちょっとシュールだなと感じました。

 

まだまだヒトと菌との関係は、合理的なものにはならなそうですね。

 

 

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