食欲が戻った! 「孤独のグルメ」

半年ぐらい前に夜中に偶然つけたテレビで、一人の男性が黙々と食べ、その店のメニューを次々と注文している番組がありました。
その時はお腹もすいていなかったし、真夜中にこんな胸焼けのしそうな番組を誰が見ているのだろう、でも俳優さんは美味しそうに食べる人だなという感想ぐらいでした。


この10年ほどテレビを観るようになったのですが、基本は番組表であらかじめ予約録画したものです。
その真夜中の黙々と食べる番組に、ふだん番組表をみていても気づかない番組がけっこうあるのだと思いました。


年末年始の録画予約をしていて、テレビ東京「孤独のグルメ」を連続3夜、放送予定だったので何となく予約しておきました。
主演が松重豊氏だったので、いつぞやのあの番組だとピンときたからです。
まあ、もし途中で胸焼けしそうだったら観ないで削除すればよいかと思っていました。


ようやく元日になって、年末に溜め取りした録画を見始めました。


年の瀬になって、父の入院・転院や仕事の忙しさから食欲がほんとうになくなっていた私でした。
何かをつくる気にもあまりならず、そんな時にいやいやつくった料理というのはおいしくないですね。
何か「自分にご褒美」とデパ地下で買って帰っても、お金を出した割にはおいしく感じず、がっかりの連続でした。


唯一おいしく感じたのは、父の面会帰りに駅で食べたおそばやおうどんでした。


普段から平常運転の年末年始ですが、今年は輪をかけて何もたべたくないといった体調でした。


そんな時に、何気なくまた録画しておいた「孤独のグルメ」を見たのでした。

個人で輸入雑貨商を営む男"井の頭五郎(いのがしらごろう)"は、商用で日々いろいろな街をおとずれる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。そこで、まさに言葉で表現できないようなグルメたちに出会うのだったーただ料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすら主人公の食事シーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく原作人気マンガ、「孤独のグルメ」の実写化だ。
五郎が立ち寄る美味しい"お店"は原作に登場するお店ではなく、実在する"味な店"を、毎回番組スタッフが自らの足で探している。また、原作者・久住昌之氏はシナリオに協力するほか、この番組の創作も自ら手掛けるなど、番組作成に意欲的に参加。また、ドラマの舞台となった街やお店を訪れながらトークをするという内容で、ドラマ後の番組コーナーに出演する。


松重豊さん扮する井の頭五郎氏が慎重に最初の一口を食べる瞬間の、こちらまで「おいしいのだろうか」という緊張感と期待感。
そのあと松重さんが「うまい」と心の中で思い表情が変わると、一緒になってゴクリと飲み込んでいました(笑)。


観ているだけでお腹がいっぱいになりそうなほど、次々と注文し、黙々と食べるシーンがつづきます。
最初のお店1軒分を観るくらいで録画を削除するだろうと思っていたのに、1夜目の数軒を一気に観終わっていました。


そして松重豊さんの美味しそうに食べる様子に、いつの間にか私の食欲が戻っていたのでした。



私が何気なく観たのは、昨年7月から9月に放送された「孤独のグルメ Season4」だったようです。
ということはSeason5があるのでしょうか。楽しみです。




孤独のグルメ」を観て書いた記事のまとめです。
記憶についてのあれこれ 41 「うまい」食べ方
「餓鬼がやってくる」
食べるということ 5  おいしそうに食べる
食べるということ 6 同じものばかりを食べること
世界はひろいな 32 おいしいという言葉がない
食べるということ 17 女性が一人で食べる
シュールな光景 7 「孤食でも鏡を見ればおいしさアップ」
散歩をする 79 楓川
食べるということ 39 「孤独のグルメ」
食べるということ 45 駅そば
食べるということ 48 「アイリッシュ・スプーン」
数字のあれこれ 60 「体感視聴率40%」
食べるということ 52 生演奏を聴きながら
仕事とは何か 10 逆境から創る
食べるということ 60 「こどものグルメ」
食べるということ 63 「弱っていても腹は減る」
食べるということ 71 キャベツの千切り
食べるということ 72 水音を聴きながら深大寺蕎麦をいただく
食べるということ 73 なす
食べるということ 75 アジフライ