散歩をする 360 小貝川と鬼怒川を歩く

壮大なタイトルですが、これが可能なのが水海道(みつかいどう)のあたりです。

 

ちょうど3年前に通過した時にはすでに夕闇の中でしたから、いつか歩いてみようと計画がいくつかありました。

6年半前、初めて「線状降雨帯」を知り、一晩中天気図とニュースでこの地域の状況を追っていました。

 

*小貝川と鬼怒川がぐっと近づく場所*

 

このあたりは大きな川が近い場所だと、地図を見て漠然としたイメージはありました。

30年以上前、知人が牛久沼に連れて行ってくれた時に、途中、「小貝川」という表示がある川を渡ったことを覚えていたので、時々その流れを地図で追っていました。

水辺は木がたくさんあってゆったりと流れるその川は、穏やかな美しい川という記憶です。

 

一方、鬼怒川は観光地として耳にはしていたのですが、どこをどう流れるのか、ほとんどイメージできませんでした。

次第に、利根川流域を眺めるようになって、あの利根運河の対岸で合流していることがわかりました。

 

小貝川も鬼怒川も大きな河川なのに、利根川水系の支流の一つということに驚きます。

その二つの大きな川がぐっと近づくのが水海道で、川と川の間はわずか1kmほどです。

小貝川の右岸が鬼怒川の左岸である、ともいえそうな場所はどんなところなのでしょう。

 

伊奈忠次、忠治とつながる*

 

昨年9月下旬に見沼代用水の瓦葺懸樋跡を訪ね、その帰り道に伊奈屋敷跡に立ち寄り、その記録を書いている時にWikipedia伊奈忠治の「略歴」を読みました。

忠次は父、兄の仕事を引き継いで関八洲の治水工事、新田開発、河川改修を行い、荒川開削、江戸川開削に携わった。江戸初期における利根東遷事業の多くが忠次の業績であり、鬼怒川と小貝川の分流工事や下総国常陸国一帯の堤防工事などを担当した。なお、この業績を称えて忠次を祀った伊奈神社が、福岡堰(現在の茨城県つくばみらい市北山)の北東、つくば市真瀬にある。

 

福岡堰、以前から地図で気になっていた小貝川の途中にある水色のダムのような場所で、いつか歩いてみようと計画ノートに書いておいたのでした。

 

ということで、昨年11月の半ば、出かけてみました。

昨年の散歩の記録がまだまだ続きます。

 

 

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