つじつまのあれこれ 61 政治家の日本語は本当に「七面倒」でわかりにくい

なんだかまた能登半島に関して聞き捨てならない政治家の発言にびっくりですが、あの「ふるさと住民」の大元が「二地域居住」という政策だとわかり、すでに何度か会議が開かれている議事録を読むことができました。

まあ、顔ぶれを見るといつもの流れですね。こういうことに多くの税金が使われているのかと改めて思いました。

 

「ふるさと住民」のニュース記事では「二地域居住」という言葉は見当たらなかったので、どの会議でどんな参加者がいて何が決められているのか、国民がたどりつくまでに時間がかかるのが政治の世界ですね。

 

そしてその能登に対する発言の批判に、責任はどうなのか、謝罪しているのかそうでないのか、政治家の言葉はいつもわかりにくいものです。

自民党・森山幹事長

「震災にあっておられる地域のみなさんのお立場を考えますと、発言としては極めて適切ではない発言

(「『運よく地震』発言に能登は…自民・鶴保議員”失言”が波紋」日テレNEWS、2025年7月10日、強調は引用者による)

 

「極めて適切ではない発言」

ふつうは「極めて不適切な発言」というのではないかと。

 

ご本人はというと。

「(Q 責任の取り方は考えている?)私が責任を取るということで皆さんの気持ちが収まるのであれば、どういう形であっても私はそれはやぶさかではありません。どんなことでもさせていただく。 (Q 議員の責任の取り方でいうと一番重いもので議員辞職、また離党される方もいるが現状は考えている?)まあそこまでは考えていません。現状ですよ。」

(同上)

 

間違いも認めず、誤りもしない人たちが増えた時代そのものですね。

だから謝罪会見が「七面倒な日本語」になり、ますます混迷していくのでしょう。

「人としてどうなのか」がつきつめられているのですけれど。

 

 

*心が感じられない七面倒さと論点をぼかす七面倒さ*

 

さて、「地形が悪いからねえ。半島の先端部だからねえ」と言い放ったその続きのニュースがありました。

 

石破首相が諫早で演説 能登半島に触れ「離島地域の防災対策」を指摘 「令和の米騒動」にも言及《長崎》

(2025年7月9日、長崎国際テレビ

公示から7日目を迎えた、参議院選挙。

9日は石破総理大臣が長崎入りし、諫早市で演説を行いました。

厳重な警備体制の中、諫早市で演説に臨んだ石破総理。

様々な社会課題に触れる中、コメ価格の高騰が続いた「令和の米騒動」について言及し、コメの増産に向けた方向性を示しました。

(石破首相)

「基盤整備を進め、コストを下げ、備蓄の量をきちんと適正に確保して、農業者の努力に報いられるような増産体制にかじを切っていく」

また大雨や地震などの災害リスクにも触れ、離島地域の防災対策についても指摘しました。

(石破首相)

能登半島がそうであったように地形が悪い。財政力が乏しい。そういうところの人にこそ、手厚い支援が必要なのではないか。最も温かい手を差し伸べるのが、政治というものではないか

石破総理は、簡易トイレなどの備蓄用品やシェルター整備の必要性を主張しました。

 

何を持って「地形が悪い」「そういうところの人にこそ、手厚い支援が必要」という言葉になるのだろう。

「どのような地域でも、どんな状況でも、どんな人にも国は必ずその生活を守ります」で伝わるのに、と考え込んでしまいました。

 

今まで政治のニュースがわかりにくいのは私の知識が足りないからだと思い込んでいたのですが、それだけでなくこの「七面倒な政治家の言葉遣い」が問題の本質をわかりにくくするからだと最近思えてきました。

 

いつも何かが裏でうごめいていて、それに誤魔化されてきた半世紀でしたからね。

 

 

 

 

「つじつまのあれこれ」まとめはこちら

失敗とかリスクについてのまとめはこちら