東京のまん延防止等重点措置が3月21日に終了するという直前に、1泊2日で岡山を訪ねる計画を立てました。
「まん防は意味(効果)があるのか」という議論はよくわからないのですが、おそらくこうした規制があってもなくても、飲みながら食べながらにぎやかにおしゃべりをしたい人はマスクの有無を気にしないし、慎重な人はまん防が終わろうがそういう場所や行動は避けるのだろうと見えてきたので、一応、後者である私は前者がいる場所を避ければ遠出することは大丈夫だろうと判断しました。
12月半ばに播磨国を訪ねた時にやり残した課題を達成しようと思いつきました。
一つは赤穂の千種川のそばを歩いた時に赤穂上水を知りましたが、福山上水も訪ねてみたいと思いました。
以前から福山城のそばの水路が気になっていたのですが、実現すれば神田上水はすでに歩いたので「三大上水」見学を達成できます。
また伊里川のそばの干拓地らしき場所が井田という歴史的な場所であったことに、ぜひ歩いてみたいという思いが募ってきました。
その模型がある後楽園は、なんだかいつでも行けるからと先送りしていました。岡山県は、一足先にまん防が解除になって後楽園も再開されるようですから、これは行きなさいということに違いありません。
今回は残念ながら一泊二日しか時間が取れそうにないので、あとどこを訪ねようかと考えているうちに、福山を訪ねるのに井原鉄道に乗って小田川ぞいをみてみようと思いました。
2018年に岡山を久しぶりに訪ねて以来、全国の川や海や干拓地を歩き始めたのも、この小田川周辺の「50年に一度の水害」がきっかけでした。
そうだ、やり残した課題といえば、昨年6月に児島湾干拓資料室を訪ねた時に秀吉の水攻めのための堤防づくりの技術が干拓に生かされたという備中高松城も訪ねてみよう。
これも「三大水攻め」で、石田堤は昨年すでに歩いてみました。
備前から備中、そして備後へ。
ちょうど吉備国になりました。
祖父母の家に遊びに行った数少ない記憶が、いつも夏休みの稲穂が広がる風景か、冬休みの茶色い水田の風景だったので、四季折々、どんな風景なのか全てを確認したい。
そんな思いもあって、3月中旬に出かけてみました。
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