散歩をする 467 ただひたすら用水路とため池と水田を見に〜香川・岡山・兵庫・大阪・奈良へ〜

遠出を始めた2018年ごろは「ここを訪ねるのはもう一生のうちに二度とないかもしれない」という決死の覚悟だったのですが、いつの間にかもう一度あの場所をより深く知りたいとふらりと出かけています。

そして訪ねれば訪ねるほどさらにやり残しの宿題が増えるという無限のループに陥り始めました。困りましたね。

 

ということで、連日35度以上の猛暑にも体が慣れた9月初旬に、3泊4日でまたやり残しの宿題編第二弾を決行しました。

 

今年の4月初旬に念願の徳島の那賀川と吉野川を訪ね、その吉野川から分水された香川県のため池や水路と水田を見ることができました。

となるとやはり、徳島から讃岐山脈を貫いて吉野川の水が香川県へと送水されている香川用水記念公園と東西分水工をぜひ訪ねてみたいという思いが強くなりました。

遠いと感じていた四国へも瀬戸大橋ができて特急や快速の本数も多く、ほんと近いことも分かりましたしね。

 

1日目は東西分水工を訪ね、ぐるぐるとバスの車窓から香川の水田地帯を眺めて、行けそうだったら三豊干拓地まで足を運び、丸亀に宿泊しよう。

 

2日目は丸亀周辺のため池と水路を歩き丸亀城を訪ね、午後は児島駅からバス路線で水島工業地帯のあたりを眺めながら倉敷へ向かい、2018年に訪ねた倉敷の東西用水酒津樋門を再訪して祖父母の田んぼへと送水されていた東側の用水路沿いに歩いてみよう。

 

3日目は伊丹市にある昆陽池を訪ね、午後は大阪の狭山池を訪ねよう。

狭山池を初めて知ったのは2020年に巨椋池(おぐらいけ)を訪ねた頃で、地図を拡大していくうちに大阪南部には大きなため池がたくさんあることに驚きました。いつか狭山池も訪ねようと思っているうちに、奈良や大阪で現代も「行基さん」呼ばれている方が造られたため池だと知りました。

 

ほぼ旅程が決まって出かける直前に偶然つけたテレビの向こうから、「行基」「昆陽池」と聞こえてきました。地図を見ると伊丹市にそのため池がありました。これは行きなさいという啓示ですね。急遽計画を変更して、午前中は昆陽池とその水路、午後に狭山池を訪ねることで行基さんの公共事業の軌跡を訪る計画になりました。

 

その夕方には奈良へ移動して、4日目はいよいよ昨年のリベンジです。一週間前には明治神宮の幻想的な風景を見ることができたので、きっと奈良でも咲いているに違いありません。

そして9月初旬は例年なら台風シーズンなので旅行の計画もままならないのですが、今年は雨は大丈夫そうです。

 

 

なんだかすごい詰め込み方の散歩なのでまたやり残すことが増えそうですが、9月初旬に出かけてみました。

しばらくこの遠出の記録が続きます。

 

 

 

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