イメージのあれこれ 28 レジ袋削減と「エコ」?

社会から物がなくなったり、感染しないさせないためにどのように生活をしたらよいのかと、今までに経験のないほどの緊張感の続く中、もう一つ緊張を強いることが増えました。

 

7月1日からのレジ袋有料化です。

 

はっきりした記憶はないのですが、私自身は十数年前からスーパーの買い物には布製のコンパクトな買い物袋を持参していました。外出の時には必ず、一つこの袋を入れることが習慣になっています。

スーパーでは一度にさまざまな形態の商品を購入するので、プラスチックの袋だと破けやすいことと、エコバッグ持参だとポイントがつくご褒美も理由でした。消費税がどんどんと上がっていくと、ポイントもバカにできない額になりました。

 

そのエコバッグポイントがなくなったのも残念ですが、コンビニやドラッグストアー、あるいは服など日用品を購入するお店でレジ袋が有料になるということは、お金の問題ではないことが増えました。

 

*実質的な値上げ*

 

スーパーマーケットのように購入したものを袋に詰める台があるお店ではいいのですが、コンビニやドラッグストアーのような店員さんが袋に入れていたお店では、今まではお釣りやレシートをしまっている間に袋に入れてくれて、それを受け取るだけでした。

7月以降は、有料で袋を買えば店員さんが袋に入れてくれますが、エコバッグ持参だと、カウンターの狭い場所で商品を自分で入れつつお釣りの受け取りもして、と忙しくなりました。

あたふたしている私を前に、店員さんがじっと待っているあの間の悪さ。

 

食品や日用品ならエコバッグにどんどんとほうり込むくらいでいいのですが、服を購入しても「袋を買いますか」となります。

新しい服ですから、やはりきれいに扱いたいけれど何も包装されないままで渡されることもあります。

エコバッグを使うと、それを自分で何かに包んで汚れないようにするという作業が増えました。

 

レジ袋代だけでなく、店員さんの商品を渡すまでの労働とサービスの一部が、1枚3円とか5円といっしょに有料になったという感じですね。

実質の値上げといえるのではないかと思っています。それが店員さんの給料になるのならいいのですけれど。

 

*衛生面でどうなのか*

 

あるいはエコバッグを渡すとカウンターの中で店員さんが詰めるお店もありますが、どこの誰のどのように扱われているかわからないバッグをあのカウンターにおくこと自体が、どうも私には清潔・不潔の感覚から嫌なのですけれど。平気でバッグを床に置く人って多いですものね。

店員さんも、どこの誰かわからない客のバッグに触れるのも嫌だろうなと気持ちを想像しています。

 

 今までは店側のまだ「清潔な商品や袋」だけが置かれていた場所に、不特定多数のどのように管理されているかわからない買い物袋がおかれる。

この感染症拡大で店側も工夫や緊張を強いられているこの時期に、これはないよなと思うタイミングの悪さですね。

 

レジは忙しい時間帯には秒単位で流れていきますから、「袋を持ってるか」「どのサイズの袋が必要か」「自分で詰めるか」というやりとりが増えて、店員さんも大変そうです。

お互いにマスクをしているのでよく聞き取れず、たかが1枚の袋についてのやりとりの負担も増えました。

 

マスクをしていても、唾液を飛ばすようなレジ前での不要な会話はしたくないのですけれどね。

 

なんだかなあですね。

今は公衆衛生の非常時だから、レジ袋に限らずむしろ使い捨てのものを状況に応じて取り入れるようにしています。

 

そうそう、近所のスーパーでは手つきのプラスチック袋が完売でした。

もう手に入らないと思って、また慌てて購入した人がいるのでしょうか。日常生活の必需品になっている人も多いのではないでしょうか。

 

マスクやアルコール、トイレットペーパーからペーパータオル、ほんと、店頭から物がよくなくなってしまう年です。

 

 

環境という言葉が社会に浸透して前進したことはたくさんあると思うけれど、この「エコ」という言葉に感じる胡散臭さはどこから来ているのでしょうね。

 

 

 

 

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