10年ひとむかし 87 ICカード乗車券の20年

2018年ごろからあちこちに出かけるようになり、ほぼ全国どこでも使えるICカード乗車券が重宝しています。

 

私がPASMOを使い始めてかれこれ十数年になりますが、いまだに正確で入金と支払いのトラブルがないことに驚いています。

 

いつだったか、このSuicaを開発した方のインタビューをテレビで見たことがありますが、それまでの磁気カード乗車券からICカード乗車券の開発の試行錯誤の積み重ねがあったとはいえ、改めてすごいシステムだと思いました。

 

無人駅が増えましたが、最近では多くの無人駅にもICカード乗車券をタッチできる機械が設置されていますし、コミュニティバスでも使えることも増えて便利になりました。

あるいは全国の異なる交通系ICカードとも共通して使えることもとても便利ですが、毎日膨大な乗車数と複雑な計算をどうやって正確に行っているのだろうと驚きです。

考えるとめまいがしそうなので、ありがたく感謝して使っています。

 

ただ、まだ同じJRでも境界線を越えるとICカードが使えない区間もあるので出かける際には注意が必要ですね。

 

2015年にPASMOについて書いた頃に比べて、さらにPASMOSuicaなどでお店の支払いができるようになりほぼ現金と同じように使えていてとても便利ですね。

駅の売店とかコンビニのように、多くの人が利用する場での買い物には交通系ICカードで手早く支払い、通常のお店は現金で支払いと、状況によって使い分けています。

 

 

いつ頃からかクレジットから自動入金ができるようになりさらにiPhoneでも使えるようになったので、私もこの今ではシンプルな機能の一代目のカードから変えようかと思ったのですが、結局そのまま使っています。

 

クレジット払いのような短期的でも借金のような支払い方法はできるだけ使わないというあくまでも私自身の信念と、情報がお金になったり、知らない間に情報が流れることを避けたいという気持ちもあります。

 

そして駅の改札口でスマホをかざしたけれど反応しなくて戸惑っている人を見かける確率はけっこう高い印象なので、やはりこのシンプルなものでいいかと思っています。

100分の1秒の差で、駅の流れは滞りますからね。

 

そうしたさまざまな変化があっても、使う人が自分の使いやすい方法を選択できるところも良いですね。

現金で切符を購入して列車にも乗る選択も残されていますし。

 

10年ひとむかしで最近はあっという間に物事が古くなってしまったり新しいものへと焦るような変化の中で、20年以上も大きなトラブルも機能の急激な変更もなく誰もが使いやすいICカード乗車券の歴史を読み返しました。

 

「IT」関連の専門用語はわからないのですけれど、デジタル化の普遍性と平等性を感じさせるシステムのひとつだと思えてきました。

 

 

 

*おまけ*

 

ICカード乗車券はかざすだけでよいのですが、スマホをガチャっと機械にぶつけるように通過する人もけっこういますね。

読み取り機が壊れるのではないかとヒヤヒヤするのですが、スマホだと「かざすだけ」という操作も手が小さめの私には落としそうな動作なので、それも従来のカード愛用の理由です。

 

 

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