昨年はもう観られないと思っていましたが、年末スペシャルがありました。
五郎さんがマスクをしていたり、石鹸で手を洗ったり、店員さんとも距離をとっていたり、昨年から今年の社会や飲食店の雰囲気の記録になりそうです。
そんなことを考えていたら、五郎さんの後ろを猫が横切って行きました。あれはエキストラではないですよね。
「俺も弱っていたのかな。弱っていても腹は減る」という五郎さんの心の声と、お店の方の「今年は予約入っていないから」「仕事があるだけでもありがたい」に、まさかの「孤独のグルメ」で泣きながら観ました。
先の見えない中、いつ自分の周囲にも何が起こるかわからない一年でした。
いつもどこか気が張って、五郎さんの「私も疲れていたんだろうな」の一言に、まだまだ言葉にならない感情がどっと溢れた感じです。
ほんと、みんなの思いですよね。
焼肉で頼んだシソの葉漬けに「簡単そうで素人にはできない」とか、「この大変な中、頑張ってくれている飲食店に感謝」と、いつもに増して長いこと、無名でも、たくさんの人に美味しい食事をつくってきたお店への気持ちが表れていたような気がしました。
ちょうど1年前は、初めてスクリーントーンズのライブに行って、次を楽しみにしていたのでした。
まさか、こんな1年になるとは。
でもだからこそ、こうして年末スペシャルを観ることができたのは、スペシャルのさらにスペシャルですね。
「うまさは豊かさの夢」
本当に、社会全体が安定して豊かになってこその、今までの夢のような時代だったのだと、また泣けてきました。
とうとう、今日からまた緊急事態宣言が出されてしまいました。
もっと、お店や関連の仕事の方々を守る、別の方法があったのではないかと社会のつじつまの合わなさが悲しいですね。「国会議員は4人までの会食OK」とか、ほんと、何もわかっていないのですねえ。
年末年始から「孤独のグルメ」が一気に放送されていたのを繰り返し見ながら、元気を出していこうと思います。
五郎さんも最後に、「またお会いしましょう」と言っていたし。
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