ようやくここ数日ほど、スーパーのお米の棚にほんの少しだけ商品がある時も出てきました。
不作でもないのに主食を1ヶ月も買えないというのは初めてです。
最初は南海トラフ地震注意の警告がきっかけで、買い占めや転売をしているのかと思いました。
あの新型コロナウイルスが広がり出してあっという間に店頭からマスクがなくなった時の経験が蘇ってきましたからね。
「あるところにはある」し、みんなが大変な時にそれで利益を得ようとする人たちがいることを目の当たりにしました。
あの時には使い捨ての不織布マスクを洗いながら耐えて2ヶ月、ようやく店頭にマスクの箱がで始めた時にあまりのうれしさで値段を確認し忘れました。レジに行ったら1箱4000円と言われて買うのをやめたのでした。
痩せ我慢のままさらに1ヶ月、いつもの数倍でもようやく値段が下がったので購入したのに値段とは釣り合わない品質の悪いものでした。
あの時の嫌な世の中の雰囲気が蘇っていくるこの頃ですね。
お米も転売されたり投機的に販売している業者があるらしいことが伝わってきたので、安定するまでは麺やパンで様子を見ようと思っています。
*「マスクの値段を下げるのに役立った」と言われていたのに*
いろいろと情報を知るうちに、今回の米の問題はすでに6月ごろからは「あるところにはある」「ないところにはない」という流通の問題が起こっていたらしいことが見えてきました。
それなのに相変わらず政府は「秋には新米が出るから冷静に」しか言いませんね。冷静にずっとスーパーの棚の前を通りながら、「パンや麺もあるから」と耐えていたのですけれど。
買えない人は買えない状況に、備蓄米をという声が出始めました。「それだ!」と思うほど、お米のない1ヶ月でした。
ところが「準備に時間がかかる」とか「備蓄米を出すと値崩れする」とかなんとか。
たしかあの感染予防対策の基本とはずれている型のマスクでさえ、政府が配ったことがその後のマスクの高騰や転売を抑制したという言説が支持されていて、いまでも本当にそうかなと疑問に思っていました。
あのマスクの方法が効果があったのなら、備蓄米も出すという情報を出すだけでも効果があるのではと思いたくなりますね。
ようやく8月30日のニュースで、「坂本農水大臣は卸売業者に対し、小売店に行き渡るよう通知を出した」と伝えれらましたが、やはりあるところにはあったということですね。
そして「もう少しすれば新米も出るから」と言われて待ってみれば、昨年よりも随分と価格が高くなっているようです。
お米が店頭からなくなって1ヶ月後にようやく開かれた農水省の会議の内容を読んで驚きました。
農水省からは、現在の需給状況などについて説明され、会議の参加者からは、「生育がよく、去年よりも新米の出荷は早まっている」といった意見や、今後のコメの価格について、「経費が上昇しているので、適正価格として値上げしていかなければいけない」といった意見がでました。
(「農水省に農家や卸売業者ら集まる コメの不足・高騰で意見交換」、テレ朝News、2024年9月4日)(強調は引用者による)
この夏のお米を買えない状況の理由は、国民に必要な生活物品や食品に対して転売するとか投機的に扱う業者をそのままにしていたことのつけではないかと思っていたのですけれど、なんだかまた解決策が明後日の方向になりそうですね。
農業を守るために農産物の適正な価格を考えることは大事だけれど、「それはそれ」。
適正な価格のまま国民が安定して購入できるシステムをどうするか、それが今回の失敗から再発防止策だと思うのですけれど。
時代が時代なら大臣は更迭、内閣も総辞職ではないかと思う失政続きですが、ほんと最近は滑っと逃げ切るスタイルが多いですね。
「米のあれこれ」まとめはこちら。
あの日(2022年7月8日)から考えたことのまとめはこちら。
失敗とかリスクについてのまとめはこちら。
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