目的の一つ新幹線の上を用水路が通る場所を確認することができて満足し、南大高からJR東海道本線に乗り、一旦、金山駅へ向かいました。
ホームに吉良吉田駅行きの列車が止まっていて、たった2週間前なのにとても懐かしくなりましたが、今日は名鉄名古屋本線で知多半島方面へ向かいます。
何本か伊勢湾へと注ぐ川や水路を越え、あの可愛らしい川だった天白川が河口近くでは、本降りの雨のためか茶色い水が川幅いっぱいに滔々と流れています。
南加木屋駅で下車しました。
駅の西側に小さな川が流れていて、その向こうはぐいと上り坂になっていました。
その途中に神社があります。近づいて見ると「新田熊野神社 加木屋水利会館」と表示があります。「新田(しんでん)なのか新田(にった)なのか」、「水利」とあるから水の神様なのかと説明書きを探して見ましたがわかりませんでした。
*佐布里(そうり)池へ*
この駅から、次の目的地である佐布里池までコミュニテイバスがあります。
地図で知多半島にあるこの大きな池が目に入り、愛知用水の調整池だろうと見当がつきました。
この時点では読み方もわからなかったのですけれど。
地図上では、南加木屋駅から直線距離で3kmほどです。
歩けない距離ではなさそうと思ったのですが、2週間前に「『駅近くにあるため池』という計画が甘すぎた」という失敗をしていますから、コミュニティバスに乗る計画です。
正解でした。
見た目は低い丘陵地帯ですが、コミュニティバスはグイグイと坂道を登ったり降りたりしながら斜面の住宅地や学校をつないでいきます。
歩いて行こうなんて計画しなくてよかったと、前回の失敗がいかされました。
南巽が丘から下り坂になると、小さな川沿いに水田がありました。こうした小さな谷津にも稲穂の美しい風景があるのですから、水田は健在ですね。
少し小高い場所に入りました。この辺りには地図ではいくつかため池があり、愛知用水が通っている場所です。
どんな地形を利用しているのだろうと車窓を眺め続けたのですが、あまりに複雑でした。遠くに、愛知用水らしい水路がちょっとだけ見えました。
バスは、佐布里緑と花のふれあい公園の前で留まり、一緒に乗っていた数人の若い女性たちもおりました。
こんな雨の中、調整池を見に行く酔狂な人は私だけではないのかと思ったら、周囲に整備された公園の梅林が目的のようです。
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