トイレについてのあれこれ 1 <公共のトイレの今昔>

駅や商業施設のトイレは、本当にどこも清潔で使いやすくなりました。


以前からデパートなどはトイレの個室というよりも、まるで高級ホテルの室内かと思うほどでしたが、最近では公園など公共施設のトイレだけでなく、ひっきりなしに多くの人が利用する駅のトイレも見違えるほどきれいに、清潔になりました。
あ、女性トイレのことしかわかりませんが。


20年前とか30年前なら、あまりきれいでないし臭いもひどかったそういうトイレは、外出途中に止むなく利用していた感じでした。


トイレットペーパーが無いのが当たり前でしたから、トイレを汚しても自分できれいにする人が少なかったのかもしれません。
まあ、これは今でも使い方がきれいになったとは言えない社会ですが。


汚いトイレは雑に使っても大丈夫という気持ちになるのでしょうか。あるいは公共施設は、自分の家でないからという思いにさせるのでしょうか。
汚したままで出たりゴミが散乱したり、壁には落書きがたくさん書かれていて、「一瞬とも長くはいたくない」気持ちにさせるものでした。


清掃回数が少なかったのでしょうか。それとも汚いトイレを清掃しても目に見えてきれいになるわけでもない諦めのようなものもあったのでしょうか、あるいは一生懸命に清掃はされていたけれども、汚れがしみついた古い施設はきれいに見えなかったのでしょうか。


最近、通勤や買い物で駅や商業施設のトイレを利用するたびに、いつも隅々まで清掃が行き届いていて本当に清潔なトイレになったとつくづく思います。
便器周辺だけでなく、床や壁、そして鏡や水回りなども本当に清潔です。


時々、掃除をされているスタッフを見かけるのですが、若い方から年配の方までいろいろです。
皆さん、どんな経緯でトイレを清掃されるお仕事に出会ったのだろうと関心がありました。


そして私も今の仕事を辞めたら、今まで長い間お世話になったお返しに、こうした公共の場をきれいにする仕事をしてみたいなという気持ちが、最近ふつふつと心の中に沸いてきています。
そんな気持ちをこめて、清掃スタッフの方をみると「こんにちは」とか「ありがとうございます」と声をかけるようになりました。
ちょっと前は、気恥ずかしくて知らん顔だったのですが。


そんなことを思っていた時に、新津春子氏を紹介した番組を見ました。


「心に余裕がなければいい掃除はできない」「自己満足ではいけない」「(こちらの自己満足で)依頼者がきれいと思いますか?」
どの仕事にも通じる本質ですね。


そしてその細かい汚れまで落とす技術は、まさに清掃のプロだと思いました。
ああ、まずは我が家の汚れを解決してからだ、話はそれから。
簡単な仕事ではないと改めて思いました。


それにしても、日本中にこうした思いで清掃という仕事に向き合っているたくさんの方々のおかげで、清潔な社会を享受できているのですね。
ふと地の塩という言葉が思い浮かびました。





「トイレについてのあれこれ」まとめです。

2. トイレに入るのにチップが必要
3. トイレの適正数
4. トイレットペーパー
5. 女性のトイレ滞在時間を増やすもの
6. 和式と洋式トイレ
7. 「5分の1の水で流せる水洗トイレ」/
8. 和式トイレの行く末
9. 感染症対策とトイレの設備
10. 人感センサ
11. 伊奈製陶とTOTO
12. 公共トイレ内の注意書き