こんな地図があるといいな 3 静かに座れる場所がわかる

海や川、あるいは池などの水面をぼーっと眺めているのが好きです。

都内の川沿いの公園を訪ねるようになって、自然と安全とを配慮した場所が案外とたくさん整備されていることを知るようになりました。

 

大小さまざまな都内の河川も、遊歩道やサイクリングロードが整備されていて、滔々と流れる水と、大きな空をずっと眺めながら歩くことができるのは至福の時です。

 

多摩川とか荒川の下流にももっと堤防の上でぼーっとできるような場所があるといいなと思うのですが、下流域になるとおそらく防災上の理由でしょう、座る場所がほとんどなくなります。

実際に歩いてみると、川風で歩くのもままならない時もありますし、万が一、堤防を超えるような増水になればベンチは容易に凶器へと変わってしまいますから、止むを得ないことですね。

 

散歩をしていると、水面を眺めて、静寂な時間が好きな人が結構いらっしゃるようです。

 

ほどよい間隔でベンチやあずま屋が整備されている場所は、ひとりでこの静けさを楽しむ人の好む場所かもしれません。

水元公園の小合溜に面して、ずっとベンチが並んでいるところも、都内では贅沢な場所で好きです。

葛西臨海公園や周辺の運河にも、ぼーっと海や川あるいは鳥や植物を眺められる場所があります。

 

人はそこそこ出入りするのですが、ベンチの間に距離があることと、ほとんどはしゃぐ人がいないことも共通しています。

 

風や水の音、そして木の葉の風に揺れる音や鳥の鳴き声ぐらいです。

こういう場所が、ヒトには大事なのかもしれません。

都心だからということでもなく、日常生活から少し気持ちを切り替えたいときに、こういう場所があることが必要なのかもしれません。

あの三面川に隣接した公園や信玄堤公園でも、地元の方々が川を眺めに来ていらっしゃいましたから。

 

 

クリックすると、あちこちの静かに座れる場所がわかる地図があるといいなと妄想しています。

たぶん、そういう場所を求める人は静寂を好むので、人が集まったとしても静かな環境を守れると思っています。

 

そして、しだいに街のあちこちに座れる場所が増えていくといいなと。

イベントや興奮とは対極にある、静かで豊かな場所が。

 

 

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