2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

散歩をする 410 鶴見川左岸の小さな川沿いの公園を訪ねる

鶴見川を渡りるとIKEAの前の大きな道路はまっすぐ、そのまま北へと切り通しの道になって通っています。その右手に淡島神社の鮮やかな朱色の社殿が見えました。鎮守の森が崖になって、その上に住宅地があるので元々は崖線だったようです。鶴見川の河岸段丘で…

水のあれこれ 283 鶴見川沿いの氾濫原と鶴見川多目的遊水地事業

ここ数年、東海道新幹線に乗ることが増えたので新横浜駅付近を通過する機会が増えました。 新幹線の車窓から、窓辺の猫が見えるくらい高架橋のすぐ近くまでおしゃれな現代のマンションが立ち並ぶのですが、どこかに水田地帯だった痕跡はないかといつも駅の北…

行間を読む 181 鶴見川から多摩川、そして利根川を結ぶ路線へ

年の瀬も押し詰まった昨年末のお昼頃、久しぶりに東急田園都市線に乗りました。 東急田園都市線は、ずいぶん前に市ヶ尾か藤が丘のあたりまでは乗った記憶があるくらいです。 渋谷駅から地下鉄区間をすぎると見晴らしの良い高架線になって冬景色の多摩川を渡…

散歩をする 409 小机駅からセンター北駅まで水を訪ねて歩く

今回の散歩の記録は、昨年末、あと少しで大晦日という日にふらりと出かけた散歩です。 なぜこのルートを決めたのだろうと思い出そうとしているのですが、まだ1ヶ月ちょっと前のことだというのにはっきり覚えていません。 12月初旬に利根川の両岸と府中崖線沿…

事実とは何か 98 「義務ではない」が現時点の判断

目の前の生活と仕事に追われていると、いつの間にか「既成事実」が積み重なって「事実」かのように変化してしまうことがありますね。 時々しっかり確認しておかないと見失うことがあるので、今回もまた私の忘備録です。 「『厚労省が押し切ったな』マイナ保…

存在する 32 名前と住所で存在を確認する手段がない

1990年代の終わり頃にインターネットが普通の家庭にも広がり始めてから、夢のような便利さを享受しているとともになんともいえない不安定さも感じます。 現実の存在と架空の存在を見極めることが大変になったというのでしょうか。 先日もiCloudの支払いにつ…

水のあれこれ 282 府中用水や湧水が張り巡らされている場所を歩く

右手に府中崖線が続き、まるで雑木林の中の小川を歩いているかのような市川用水の水路です。落ち葉の香りが漂う師走の風景は、日の入りが短いこの時期に暗くなるまでめいっぱい秘密基地で遊んでいた小学生の頃の記憶が蘇ってくるようです。 水の流れといろと…

記憶についてのあれこれ 175 南武線と府中崖線の風景

京王線分倍河原駅を降りて方向感覚を失ったのは交差するJR南武線がまさかの崖線(がいせん)上で切り通しになっていたのが理由のようでした。 そこから崖線沿いにNECの敷地沿いにある市川緑道まで来た時に、今度は記憶が混乱しました。 右手はお城の石垣のよ…

水のあれこれ 281 府中崖線の湧水へ

府中崖線は竹林や雑木林、そしてなだらかな場所は住宅地になって、御猟場道に沿って続いていました。 JR南武線はその崖の上におそらく切り通しになって通っているのだと思いますが、周囲は静かで鉄道の気配がありません。 左手の住宅地には水田が残っていて…

散歩をする 408 高倉塚古墳から御猟場道へ

京王線分倍河原(ぶばいがわら)駅で下車しました。何度も通過したり南武線から乗り換えたりしたことがありますが、駅の外に出るのは初めてです。 地図でもよく眺めている場所ですからすぐに高倉塚古墳への道に出られると思っていましたが、改札を抜けた途端…

散歩をする 407 分倍河原駅から谷保駅まで府中崖線沿いを歩く

年末年始の人の社会のせわしなさが増す季節になると、反比例するように崖線(がいせん)沿いを歩きたくなります。 昨年の12月中旬の休日、また崖線の湧水を眺めたくなりました。 正午ごろでも日が傾きそうになるくらい昼の時間が短いので、あわてて地図を眺…

記録のあれこれ 139 引き返すタイミングが書かれた記録

毎日さまざまなことの膨大なニュースが飛びかうので取捨選択が大事ですが、時には「もっと早く読んでいればこんなに遠回りしなくてよかったのに」というものもありますね。 昔だったら、図書館で重い新聞の束から見つけなければいけなかったニュースも、今は…

つじつまのあれこれ 36 便利さに目をくらまされて政治家の迷走が見えなくなる

自分の存在証明とは何か、そしてそれを政府がどのように管理するのか、紙で管理していた時代からコンピューターで管理するために混乱はまだ続くのだろうと思います。 ただ、あまりにもお得感やチケット購入とかあさっての方向の便利さが強調されて、反対にき…

生活のあれこれ 17 一世紀後の「新しい生活」

父は1925(大正14)年生まれで、スペインかぜの流行後まだおそらく世の中が混乱していた時期ではないかと思います。 そしてまた1920年のコレラの流行の数年後であり、かかれば死を覚悟した結核も蔓延していた時代でした。 私が子どもの頃の父は食中毒や風邪…

水のあれこれ 280 星川の下に「大里用水」

星川通りの説明の中に「以前から親しまれていた用水を中央に残し」と書かれていましたが、その直前に見た大里用水の説明がつながりました。 星溪園を出てすぐに水路が始まるあたりに少し文字が消えかかり始めていた説明板があり、写真に撮ってありました。 …

記録のあれこれ 138 荒川神社の築堤記念碑

荒川神社で検索するとぱっと目に入ったのが「治水の神」だったので、ああやはり水の神様だったのかと思ったところ住所が違ってこちらは姫路にある荒川神社でした。あの播磨五川のひとつ夢前川の治水の神様のようです。 熊谷の荒川神社の御由緒は見つけられな…

散歩をする 406 利根川と荒川にはさまれた場所を歩く

今回の散歩では1日目に利根川の堤防の左岸側を歩いていた時にすでに足の疲れというか痛みが出て、鎮痛剤を飲みながら歩いていました。 大枚をはたいて購入する靴ですが、自分の足の方が変化するのでちょっとした紐の結び方などでも痛みが出ることがあります…

小金がまわる 31 「足は贅沢」

いつ頃だったか、靴を買いに行ったお店で店員さんのこの一言、ほんとうにそうだと印象に残りました。 20代の頃から「お肌の曲がり角」よりも「筋肉の曲がり角」の方を意識して生きてきたので、それなりに筋力と柔軟性を維持していたつもりですが、足の筋力を…

食べるということ 85 うどんの東西南北差

うどんと蕎麦とどちらが好きかと問われたら、どちらも同じくらい好きです。 父は蕎麦が好き母はうどんが好きで、しかも両親は醤油の好みも濃口と薄口の違いがあった中で、私は薄口でも濃口でもうどんでも蕎麦でも好きと子どもの頃のちょっと引き裂かれるよう…

散歩をする 405 利根川右岸の堤防沿いに利根大堰まで歩く

現代の「堤防」とは外見が少し違い、中条堤は緩やかにカーブした土塁という感じです。 数年前から都内を始めあちこちの河川の堤防を歩くようになりましたが、最初の頃は「川というのは、当たり前ですが1本の川に両岸があるわけですから、10kmの川であれば20k…

記録のあれこれ 137 川や湖沼や海の名前がまた復活した

12月に入って川などの名前が忽然と表示されなくなったMacとiPhoneのマップですが、なぜか「利根川」だけ表示されていました。 いつ回復するのだろう、1ヶ月とか2ヶ月とかかかるのでしょうか。その間に川や沼の名前を確認しながら書かなければならないブログ…

鵺(ぬえ)のような 20 息を吹き返した 

昨年5月、私の三十数年間分の時間がひっくり返るような気持ちになる出来事がありました。 「こんなことがあるのだろうか」と「これが人間の社会なのか」という思いでしばらく揺れていました。 このところ、あの連続強盗殺人事件の容疑者を強制送還する話題で…

散歩をする 404 中条堤を歩く

今回の散歩は熊谷で一泊しましたが、2日目の朝は4度でした。12月初旬は体がまだ寒さに慣れていないのか、最上階の客室では室温を上げなければちょっと寒く感じました。 テレビをつけるとNHKの時論公論で、「なぜ賃金が上がらないのか」を放送していてついつ…

記録のあれこれ 136 千代田町の「過去の災害」

利根川左岸にある明治43年大洪水の碑について、千代田町のホームページの「危機管理室」に「過去の災害」として詳しい説明がありました。 明治43年の利根川大洪水 千代田町は、利根川に面しているため、古来より度重なる利根川の洪水に見舞われ、大きな災害…

記録のあれこれ 135 利根川左岸にある明治43年大洪水の水害記念碑

利根川左岸の堤防を2kmほど歩いて堤防の下へと降り、そこから利根加用水沿いに千代田町役場まで歩いたのですが、途中、大きな川のそばではよく目にするはずの「想定浸水深」の表示がありません。 「〇〇川が氾濫すると、この辺りは△mまで浸水します」という…

散歩をする 403 利根川左岸の堤防の上を歩く

城沼と館林城の土塁を歩いたあと、城内に建てられた館林市役所の前のバス停に行きました。 ここから11時に出るコミュニティバスが利根大堰の近くまで行くようです。これを逃すと次は3時間後で1日目の計画が全く変わってしまうので、あらかじめバス停で時刻を…

水のあれこれ 279 館林周辺の沼

2018年に渡良瀬遊水地を訪ねました。遊水地の周囲は結構起伏があった印象がありました。 当時はまだ私の頭の中の地図ではこのあたりは白紙のような状態でしたが、それ以来拡大したり縮小して眺めているうちに、館林周辺に「沼」が多いことを知りました。 群…

シュールな光景 29  息を吹き返えさせるのは誰か

予約していた「自民党という絶望」が届きました。何人かの著者による様々な視点での話がまとめられている本ですが、私はイデオロギーとしがらみでねじれている政党間の境界線には興味はなく、統一教会の情報を知りたいために購入しました。 その中で「息を吹…