水の中

記録のあれこれ 21 <日記を残す>

いつかは来るだろうという日が決まりました。 2019年3月をもって、現在利用しているはてなダイアリーが終了になるようです。 同じはてなのはてなブログに移行すれば良いのですが、今はブログの移行が殺到して、それも一時停止しているようです。 私がはてな…

10年ひとむかし  37 <防災と公園>

まだ、公園を利用するという感覚がなかった20年ほど前でしたが、公園のそばを通ると防災と関係していることを意識していました。 1995年の阪神・淡路大震災が私の意識を変えたのだろうと思います。 それまでも、災害だけでなく内戦状態の国々の様子などを「…

水のあれこれ 87 <水を盗む>

水の神様の記事で引用した神田川笹塚支流の「歴史」に書かれていた箇所を読んでいたら、現代の日本で「水を盗む」という状況はあるのかなと考え込んでしまいました。 幡ヶ谷周辺では縄文時代・弥生時代の遺跡も散見されることから、歴史的に和泉川は幡ヶ谷付…

散歩をする   81 <水の神様>

先日歩いた笹塚周辺の地図を見ているうちに、牛ヶ窪を超えて玉川上水新水路の上を走る都道との交差点から北東の方向に、ちょっと蛇行した道が始まっています。 以前、玉川上水新水路を歩いた時に、玉川上水新水路よりも低い位置に街が広がっていたことが印象…

イメージのあれこれ  19 <雷>

雷の数を観測しているフランクリンジャパンのサイトに、「雷の基礎知識(気象編)」があります。 さっと目を通したのですが、小学生か中学生の頃に習ったようなわかりやすい説明です。 では簡単かというと、これを見ないで「雷の仕組み」を言葉で説明しなさ…

数字のあれこれ 39 <2時間に2万個?>

8月27日の落雷は本当にすごかったですね。 戦闘地域に行ったことはないけれど「集中砲火」という言葉が頭に浮かんだほど、途切れることなく「バリバリ、ドカン」という音がしばらく続きました。 遠くで雷鳴がし始めてから、おそらく10分もしないうちに私の地…

助産師の世界と妄想  30 <助産師会の情報戦>

うさぎ林檎さんの記事経由で、日本助産師会の「創立90周年記念誌」を知りました。 助産師なのに助産師会の出版物も知らないのかと思われるかもしれませんが、私は助産師学生の時にほぼ半強制的に入会した1年を除いては無関係できました。 助産師になりたての…

助産師の世界と妄想  29 <助産師会の「ホメオパシー問題」とは>

ふだんブログの記事を書き溜めているのですが、ホメオパシーのことを下書きに入れた日に、うさぎ林檎さんがほとぼりは冷めたのか?を書かれていてちょっと鳥肌がたちました。 同じ日にホメオパシーについて書いていたことに鳥肌が立ったのですが、まあ、これ…

ケアとは何か  25 <観察と神秘>

1970年代終わり頃に看護学生だった頃、授業でナイチンゲールの「看護覚え書」(現代社)を読みました。 70年代から80年代というのは急激に医療が進歩した時代で、それまで原因も治療法もわからなかった疾患が次々と明らかにされた時代でした。 医療機器や医…

観察 する 55 <観察の方法が積み上げられた時代>

前回の記事で紹介した「東京の公園の歴史を歩く」の、「都市の肺」という公衆衛生の側面から公園が生まれたことについて、以下の部分で「ああ、何かそれは違う」としばし考え込みました。 ただしその配置の考え方は、公衆衛生という観点から排水状態の悪いよ…

行間を読む 74 <「東京の公園の歴史を歩く」>

8月初旬に、日比谷公園の森と水の市民カレッジで神田上水と小石川後楽園についての展示があったので見にいきました。 その時に見つけたのが「東京の公園の歴史を歩く」(小野良平氏、東京都公園協会、2016年)で、ここ数年、散歩をしながら公園が気になって…

数字のあれこれ 38 <パンダの体重減少率>

和歌山のアドベンチャーワールドでパンダの赤ちゃんが生まれたニュースがありました。 2018年8月14日(火)午後10:32、ジャイアントパンダの赤ちゃん(メス)が生まれました。わずか75gで生まれ、自力で母乳を吸うことができず、スタッフが懸命の授乳のサポ…

散歩をする 80 <笹塚>

京王線の笹塚駅は都営新宿線への乗り換えなどでたまに降りる程度でしたが、30年ほど前からその駅がとても気になっていました。 ホームに立つと、南側の商業施設に紀伊国屋書店とQUEEN' S ISETANが見えます。最近、どこの駅周辺も再開発で見慣れたお店が消え…

散歩をする 79 <楓川>

八重洲地下街のことを思い出していたら、久しぶりに八重洲のあたりを歩いてみようかなと地図を開きました。 八重洲だけでなく、有楽町あたりから日本橋ぐらいまで道路がまっすぐで、高低差もなく複雑な地形がない場所です。 そして「橋」がついた地名がある…

運動のあれこれ  22  <事実を淡々と追う>

「私しか気づいていないだろうな」と、ちょっと悦に入っていることがひとつあります。 葛西臨海水族園の大きな水槽で泳いでいる、グルクマの群れにいる一匹のマアジの存在です。 行くたびに元気にしているかなと気になっているのですが、グルクマのような顔…

食べるということ 30 <食べられるかどうか>

立秋を過ぎると、道端に青いどんぐりや栗、柿などが落ちていて、季節が正確に過ぎていることを感じますね。 散歩をしていると、都内のおしゃれな地域に遺跡が保存されていることに驚くことがあります。 渋谷の猿楽塚古墳や古代住居跡、あるいは先日歩いた代…

食べるということ 29 <アナゴとウナギ>

撮り溜めしていた国分太一君の「おさんぽジャパン」で、岡山のアナゴを美味しそうに食べているシーンがありました。 本当に美味しいんですよ、瀬戸内海のアナゴは。 私にとっての高級魚は、このアナゴです。でも食べるのは、10年に一回ぐらいでしょうか。 子…

水のあれこれ 86 <排水させる>

「渇水(水が足りない)」は日常生活や生命そのものに影響を与えるので、清潔で豊富な水が低廉に手に入る社会が実現した今も気になる言葉です。 反対に「排水」に関しては、水害の映像を見たり、排水溝が詰まったりしないとあまり切迫感を感じないものでした…

難民についてのあれこれ 5 <私にも移民の子孫になっていた可能性があった>

先日のパンパシ水泳で女子の4×100mフリーリレーの決勝が終わった時に、フィリピンチームに言葉をかけているカナダの選手がいました。 カナダのナショナルチームの中では小柄でアジア系の顔と名前ですが、たしか以前のワールドカップでも来日して決勝まで進ん…

水のあれこれ 85 <上げるより下げる方が大変>

災害レベルの暑さが続く今年の夏ですが、32〜33度ぐらいでは驚かなくなったので、慣れたのかそれとも感覚が麻痺したのでしょうか。 自宅ではほぼ冷房を切らすことなく使っているので、7月分の使用料がどうなっているのかとても不安でしたが、何と、昨年とほ…

運動のあれこれ 21 <競泳に必要なものは何だろう>

いろいろな意味で層が厚くなったと感じたパンパシ水泳でしたが、もうひとつ印象に残ったのがフィリピン選手の参加でした。 今までも、ジャパンオープンやワールドカップ東京大会でフィリピンの選手が時々参加していましたが、個人種目に出場している2〜3人ぐ…

10年ひとむかし 36 <層が厚くなる>

今朝起きたら、奥歯の痛みを感じました。 連日、パンパシ会場での応援に力が入っていたからだと思います。 国境を超えて、国に関係なくトップスイマーの泳ぎを目の前で見ることができて、本当に充実した4日間でした。 縁の下の力持ちで、こうした大会を滞り…

水のあれこれ 84 <「水の申し子」と隅の親石>

パンパシ会場でレースを観戦し、翌朝、テレビの録画を観るという忙しい毎日です。 その中でスーパー女子高生が「水の申し子」になっていて、ちょっと回想の世界に浸ったのでした。 「申し子」とは「神仏への祈祷や夢のお告げによってもうけた子、歴史上の英…

水のあれこれ 83 <泳ぎを再現し、越えていく>

競泳大会の開催中は、私も泳いでから会場に向かいます。 トップスイマーの泳ぎを間近に見たあとは、ふだんの何倍も体が軽くなって今までにない会心の泳ぎができることがあります。 気の持ちようって、人の行動にかなり影響するものですね。 ただ、その会心の…

気持ちの問題  52 <作られていく興奮>

昨日の夕方、辰巳に向かう有楽町線はとても混んでいました。豊洲の街ができてからはその区間も混雑するようになったのですが、昨日は多くの人が辰巳で下車し、私と同じ方向へと歩いています。 トップスイマーのアップの様子を見るために、試合開始1時間前に…

食べるということ 28 <魚の食べ方>

50半ばを過ぎて、年々、食べ物の嗜好が変化してきたようです。 にんにくや生のネギ類が苦手になったことは書きましたが、魚に関しても変化しています。 お刺身や生の魚がちょっと苦手になってきたのです。 握り寿司だとまだ食べられるのですが、食べる頻度も…

事実とは何か  53 <高齢者と熱中症>

気象庁の異例の警告が連日ニュースになっていますが、高齢者の熱中症での搬送や死亡のニュースも絶えることがありません。 年代的に「クーラーをつけっぱなしにするのはもったいない」とか「昔はクーラーなんて使わなかった」と言う方もいらっしゃるのかも知…

記録のあれこれ 20 <「災害と認識」する暑さ>

ようやく暑さがひと休みですが、連日、耳にする「生命に危険が及ぶ暑さ」「災害レベルの暑さ」は、今までの人生で聞いたことがない警告なので記録に残しておこうと思いました。 検索してみると、7月23日に気象庁が開いた記者会見で「災害と認識する」と表現…

事実とは何か  52 <社会の怒りと個人の怒り>

医学部で女子受験生を少なく合格させていたというニュースは、入試方法の根幹に関わる問題ですし、医療への不信感にもつながるのでしっかりと調査し改善されなければならないと思いました。 そこまでは「社会」が怒るのも当然だと思いますし、公正な受験方法…

記憶についてのあれこれ  131 <八重洲地下街>

京葉線のことを考えていたら、また回想の世界へ。 あまり使う機会がなかった京葉線ですが、東京駅にあるその深い地下のホームが印象に残っていた理由は、子どもの頃から時々歩いていた八重洲地下街があったからかもしれません。 東京を離れた後も、母に連れ…