散歩をする 486 新幹線の車窓から見えた場所を歩く

昨年10月中旬の豊川(とよがわ)と牟呂用水そして豊川用水を訪ねる散歩に出かける朝、偶然みたテレビで1960年代のまる鼻の東海道新幹線がまだ沿線に何もない地域を通過していく様子を空撮していた映像をみたことで、かねてから心の中にあった無謀な計画がはっきりしました。

 

新幹線の線路のそばを歩く散歩をしよう。

 

「散歩をする」は「通勤途中の街がどんな感じか知りたい」と一駅間を歩いていた同僚の話が心に残っていたのがきっかけですが、しだいに川や水路そして干拓地まで歩くようになりました。

その途中、新幹線の車窓から見えた風景に車窓の風景が楽しいから「車窓の風景が好き」になり、「あの場所を歩いてみたい」と思う場所が増え、そしてとうとう「新幹線の一駅間を歩きたい」にまでなってしまいました。

困りましたね。

 

新幹線だと1~2分で通過してしまうところを何時間かかけながら歩いた散歩の記録が、いつの間にかたまっていました。

すでに東海道新幹線の東京駅から多摩川まではほとんど歩きました。

現代の「東海道」なら2時間で京都まで行く というのに、いったい何をしているのだか。

でも、車窓から見ていた場所に立って新幹線を眺める醍醐味は格別ですね。

そして風景には線路の両側がありますから反対側も歩きたい、とまだまだ続きます。

 

そして新幹線を眺めながら食べることができる場所を見つけるのも楽しいものです。

そして八代の干拓地のように九州新幹線に乗るより先に、その地を歩き新幹線を眺めた場所もあります。

 

新幹線の「車窓から見えたあの場所を歩いてみたい」と出かけた記録をまとめておきます。

 

<2019年>

北上と北上川

郡山市までの一筆書きの散歩

白河から那須へ

上星川から水道道を歩く

<2020年>

六郷用水と氷川神社

瀬田川と淀川

米原と新幹線

太田川放水路

玉島地区と干拓地

大崎から品川へ

多摩川と新幹線

<2021年>

高輪ゲートウェイから三田用水跡へ

伊佐沼へ

明治用水を歩く

矢作川の河岸段丘を歩く

三河安城駅と明治用水

大高トンネルを訪ねる

御嶽山駅から西大井駅へ

御嶽神社と「杜の霊神水」

旭川と西川用水

北鴻巣駅から武蔵水路沿いを歩く

石田堤史跡公園

伊奈氏屋敷跡と見沼溜井の北端を歩く

水の溢れる北上川と中津川

馬淵川公園まで歩く

<2022年>

伊奈屋敷から上尾まで氷川神社を訪ねる

駿河の海と並行に流れる川を見に行く

三島駅から下土狩駅まで歩く

鮎壺の滝から沼津市明治史料館まで歩く

「田毎の富士」と浮島ヶ原

岳南鉄道に乗って工場と湧水巡り

安倍川の流路変更と駿府城下の用水

巴川から大谷放水路への分流施設を訪ねる

ただひたすら川と用水路を見に〜播磨国編〜

姫路の水道を歩く

本竜野駅から龍野、そしてたつの市へ

相生から西相生まで歩く

黄瀬川と本宿用水、そして新幹線

福山上水沿いに福山城へ

あの山はなんというのかという場所を目指す

大磯駅から高麗山県民の森へ

花水木川から河内川、ポンプ場のそばのベンチで新幹線を眺める

金目川

秋穂漁港から新開作そして新山口駅へ

寝太郎堰から厚狭川沿いに古開作へ

渡場バス停から下関までバスの車窓を眺める

日本最初の水道、小田原用水の護り神

福島江用水を訪ねる

大井、原の水神池

立会道路から立会川河口へ

見沼のたんぼの歴史

<2023年>

利根川と荒川にはさまれた場所を歩く

鶴見川沿いの氾濫原と鶴見川多目的遊水池事業

興国寺城跡

浮島沼沿いに岳南鉄道江尾駅まで歩く

富士川の雁(かりがね)堤を歩く

新田開発と雁堤

岐阜羽島の薩摩工事義歿者の墓へ

後楽園用水

琵琶湖と膳所城

金沢の水路をちょっとだけ見るニッチな散歩

庄川と九頭竜川

丹那トンネルの上の水田と狩野川支流

<2024年>

武庫川の両岸の水田と新幹線

豊川放水路と豊川の間の水の神様

倉見駅から「あの場所」を目指す

目久尻川の水田地帯と河童

目久尻川から高座渋谷へ

血洗島から岡部駅まで歴史を歩く

大崎から多摩川までの舌状台地

S字カーブを大崎から歩き始める

正義の熱狂を車窓から思い出す

「谷が鹿の角のように入り組む」

品川用水が潤した田んぼ

立会川に侵食された台地を感じながら歩く

武蔵小杉のS字カーブのあたりの変遷

S字カーブの先の下末吉台地

S字カーブの先のかつての田んぼのあたりを歩く

下末吉台地の端を流れる矢上川

多摩丘陵のへりの羽とか谷とか峰を歩く

鳥山川沿いに水源の羽沢へ

羽沢から分水嶺を越えて帷子川へ

高座渋谷から40年ほどの記憶の空白を感じながら歩く

大和のフォーと揚げ春巻き

泉が湧き、狭い川瀬の小谷がある地を歩く

丹那神社から伊豆山神社へ、熱海の急峻な地を歩く

「丹那隧道工事の風景」と丹那トンネル殉職碑

糸川、初川、熱海和田川水系が集まった熱海

熱海市伊豆山土石流災害

ただひたすら川と水路と田んぼを歩く〜大井川・天竜川編〜

大井川と大井川港

大井川左岸の「ザル田」

「越すに越されぬ大井川」

幻の湖西用水を歩く計画

御所原から白須賀へ

新居宿の船溜まり

堀留川沿いにJR東海浜松工場のそばを歩く

ただひたすら川と水路と田んぼと新幹線を見に〜米原・彦根・日野編〜

米原の湯谷神社

入江干拓と入植五十周年記念碑

入江地区から梅ケ原地区へ

多賀神社から三川分水公園へ

犬上川の水争いと犬上川ダム

「芹川や犬上川の流れが運んだ土や砂が堆積している平野」

伊藤長兵衛の建てた豊郷病院

愛知川の「地域用水」

五個荘の田んぼと商人の街並み

段丘の上の五個荘の田んぼ

五個荘から近江八日市の「享保の川奉行の掟」のある清水川へ

近江八日市から岩倉コミュニティ水防センターへ

帷子川沿いに水道道を鶴ヶ峰駅へ

相模川右岸の水田地帯を新幹線を眺めながら歩く

神奈川県最大の水田地帯

水神橋から新幹線沿いに歩く

東の池から月京へ

ただひたすら川と水路と干拓地を歩く〜備中・備前、古代から現代へ〜

吉井川の坂根堰

坂根合同堰の左岸から右岸へ、倉吉川吉井水門へ

吉備津から川入へ水路沿いに歩く

犬養木堂記念館から庭瀬へ

千曲川から信濃川沿いに北陸新幹線と上越新幹線を眺めながら歩く

篠井川と千曲川のアキレス腱・立ヶ花狭窄部

蓮(はちす)駅から千曲川沿いに田んぼを眺めながら飯山駅へ

信濃川の巨大な三角州を歩く

かつては海だった痕跡を歩く

<2025年>

黄瀬川右岸の牧堰と門池

狩野川から遡って歩く

狩野川河口付近の山と平地の陽光の明るい場所を歩く

木曽三川の輪中を歩き尽くす

祖父江町から海部幹線水路取水口へ

祖父江町馬飼の利水神社

「日本一の銀杏の郷」

玉ノ井から木曽川堤、岐阜羽島へ

岐阜羽島の「羽」

新幹線岐阜羽島駅

バスで大垣駅までの45分

養老線で美濃国から伊勢国へ輪中との境界線を走る

輪之内を訪ねることに

岐阜羽島から輪之内へ

福束輪中と大榑川の歴史

輪之内の「水の開拓史」

揖斐川から長良川そして木曽川へ、三川の散歩三昧

酒匂堰を歩く

酒匂と巡礼街道

酒匂堰と湛水防除事業竣工記念碑

四国にある「新幹線の父」の記念館

西条の干拓と新幹線の父

「日本国有鉄道総裁十河信二」

西川緑道公園から枝川緑道公園へ

新幹線が地下へ入るところを見に末広町へ

富士山と新幹線を眺めながら潤井川と富士川の用水路を歩く

富士山の麓の潤井川と富士川の間を歩く

上堀から富士川用水となり産業が生み出してきた風景

かつては河道が定まらず岳南原野を荒廃させていた富士川

富士川に流された民の記録が残る街

田子の浦と新浜地区

車窓の向こうにある吉原の崖線と小さな流れ

潤井川の流れこむ田子の浦港と工場群

富士川右岸から旧東海道を歩く計画がほぼ全てあきらめた記録

東北新幹線の車窓から見える利根川と鬼怒川にはさまれた沼沢地と新田開発

はやぶさから眺めていた小山周辺の風景へ

のぞみの車窓から見た美しい遠賀川へ

品川から小倉までの4時間半の車窓の散歩

筑豊本線の車窓から遠賀川流域を眺める

遠賀川河口付近の風の強い生活

遠賀川の美しい風景の生活と川の歴史

小倉駅から新幹線が海底トンネルへ出入りする場所のそばにあるお寺まで歩く

海底から小倉へむかうトンネル区間の地域を歩く

小倉からの平和だからこその新幹線とマップに感謝した車窓の散歩

 

 

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